昨日からカリカリと爪を噛んでいる。

もしや策略だったのではないかと。
10日ほど前、所長に辞める事を告げたが曖昧な返事で
お茶を濁されたまま音沙汰がない。
そして一週間ほど前、親切女性に食事を奢ってもらい
数日後、今度は所長と親切女性が食事に行くというこのタイミング・・・。

実は所長と親切女性はデキており、俺を辞めさせないために所長が
親切女性を刺客的な感じで放ったのではないか?
思えば、あの食事の時、今辞めるのはもったいないよとか言われたような気がする。
数日後の食事の際は、おい、あいつはどうだった?ええ、あいつは私にメロメロよ
あの調子だと辞めるのは撤回しそうだわフフ
なんて会話が繰り広げられるのかもしれない。

危ない危ない。
なんせ慢性的人手不足だからなこの店は。
バイトだろうがあらゆる手段を使っても引き止めることは
十分考えられる。
現に、もうちょっと働いてもいいかも・・・とここ数日、ちょびっとだけ
思ってた己もいるからな。
しかしこれで辞める意志は鋼鉄のように固くなった。

はー今日も疲れた。どれ、休みはあと何日後だ。

俺の店は月末に来月のシフト表が渡される。
全員の休みの日や電話当番の日が書かれてて、自分が休みの日は
代配(代わりに配達する人)にあそこの家~日まで止めです等の
連絡事項もこのシフト表を確認して行わなければならない。

俺の休みはあと4日後か。
代配はあの専業さんね・・・ん?
休み欄を眺めてると親切女性も同じ4日後に休みとなっていた。
ゴクリッ・・・この日、食事でも行きませんかと誘ってみようかな。
断られるか!?いや、その可能性は低い。
なんせ親切だからな。親切が故に親切女性である。

少し思考が錯乱しつつも意を決して話し掛けてみた。

俺:4日後休みですよね。ご飯でも食べに行きませんか?
  この前のお礼に今度は俺が奢りますよ^^ 
親:ごめんなさい。その日は用事があって。
俺:えっ?
親:所長と食事する約束してるの。


・・・・・

近々、職業訓練のグループチャットで、飲み会をしようという
話が上がっている。
たぶん、3月に訓練が終わって以来だと思うから半年振りになるのか。
ここ2週間ほど、各々いける、いけない等の返信がグループ内で書き込まれて
いってたんだが一人、まったく返信がない奴がいた。

彼の齢は28で、在学中すでに就職が決まり
それも工場での機械加工という自分達が勉強していた職に進んだ
希有な存在でもあった。
それ故に、講師とも他の訓練生より密に接しており、企業訪問で
講師が彼の働きっぷりを見に行った際は頑張っていたと、その時の様子を
授業で講師が話したりしてた。

で昨日、グループチャットには担任だった講師も入ってるんだが
なんと彼はすでに辞めていてその後の所在は分からないという
講師の書き込みがあった。

彼とは訓練校時代ちょこちょこ話をした仲だが、過去に自殺未遂したり
スロット依存だったりと、俺とはちょっと違ったタイプの根暗でマズイ面があり
少し親近感を持ってた。


死んでないといいが・・・。

今日は電話番だった。
初めてペアを組んだ専業と一緒にやったんだが
よう喋る人で(主に愚痴)色んな話を聞かされた。

しかしもう近い内に去る身、半分上の空だった。

世間では3連休だったようだが
末端新聞配達員の俺にはまったく関係な・・・少しあった。

祝日は夕刊が休みとなるので朝刊の配達が終わると
結構時間がある。
夕刊がある日は、朝刊を終えると朝飯を食って少しネットしたり
ゲームして9時頃には寝るんだけど、こういう祝日なんかの場合
寝るタイミングを図るのが難しい。
夕刊がないから気持ち的に寝れない、かといってそのままずるずる起きとくと
次の日の朝刊が睡眠不足できつくなる。

どうしようかだらだらと10時頃まで悩んで、とりあえずスーパーに行き
朝食兼昼食を買ってきてそれをツマミに酒をかっくらうことにした。
その後、午後1時過ぎに眠気が来て寝る。
午後5時頃起き、晩飯を食いながら再び酒をくらう。そして10時頃就寝。


なんなんだこれは。
まるで時間に弄ばれてるような1日だ。

台風18号、通称タリムの影響で今日は朝刊出発直前まで
激しい雨と風が吹いていた。

勝手な想像だったんだが、関東は台風の影響なんてほとんど
受けないと思ってた。
しかし、配達中家の柵が吹き飛ばされてたり、木がへし折れてたりと
結構ひどい光景を目の当たりとした。
進路次第では東京にさえガッツリ牙をむくんだな彼らは。

あと3時間も過ぎるのが遅かったら
俺の心もへし折られてただろう。



久々にカタツムリを食いたくなったので
有名イタリア料理店、サイゼリアに行った。

空いてる席に案内され、カタツムリを注文しふと辺りを見回した。
家族連れや学生グループ、読書してる人様々だ。
10分ほど待ち、カタツムリが運ばれてきてそれを突きながら考えていた。

ふーむ、なんだろうこの感じは。
昨日、親切女性が言っていた‘誰かと一緒に食事しないと食が進まなくなった‘
という感情。
俺は、ほうなのか~まぁそういう時もあるかもね~くらいの気持ちで聞いてたが
今はなんとなく分かるような気がする。分かったような気がする。


・・・しかしエスカルゴって高いな。
たこ焼き器みたいなのに6個入ってるんだがそれで約400円もする。
けど、たこ焼きみたいに衣はないので一口で3個はいけちゃうから
正味二口で終わってしまう。
値は張ってしまうが次からは2皿頼むか。
カタツムリ


ったく、なんでこんな雑務を・・・なんといおうが10月で辞めるぞ。
店の都合なんて知ったこっちゃねえ。

昨日夕刊後、そんな事をブチブチ思いながら
黙々と古紙袋をチラシに挟んでいたところ

調子どうですか?

と、同じアルバイトの親切女性が声を掛けてきた。
いやぁ、きついですね。10月いっぱいで辞めますハハと苦笑いすると
えぇそうなんだ、前に辞めるかもしれないって言ってたけど・・、と
驚いたような様子だった。
この人とはたまに話すんだがその時、辞めるかもしれない等の事も話してた。
しかしわずか半年足らずで辞めるとは思ってなかったのかもな。
少し恥ずかしくなり、またチラシ作業に戻ると

作業終わったら奢るんでご飯食べに行かない?

と彼女が言ってきた。
???ご飯?俺と?今から?どゆこと?
まさか金を貸してくれとか言われるのでは?
いや、どっかの学会にでも勧誘されるんじゃ・・・なんか聖なる新聞がいつも
店に届いてるし・・・。
勘繰りが頭の中を巡ってたが、せっかく誘われてるのでついていくことにした。

彼女は俺が住んでいる店借り上げのアパートではなく、別の場所に住んでいる。
そこにバイクを停めて、近所のこじんまりとした定食屋まで歩いて向かった。
席に座りメニュー表を見るが、今一頭に入ってこない。
なんせ女性と二人きりで食事なんて初めての体験だ。
緊張で頭がパンクしそうになるのをこらえるのに必死だった。

なんとか注文を頼み、喉の異常な渇きを抑えるため水をガブガブ飲む。
・・・この人、一体どういうつもりだ?金なら貸さんし学会も入らん!
緊張しつつも警戒心を緩めずひたすら水を飲んでると、彼女が話し始めた。
最近、身内に不幸があり一人で食事してもあまりおいしく感じなく、食欲がなくなってると。
誰か店の人を誘おうにも、専業さん達はみな忙しくしてるし、同じ女性である折り込みの
オバチャン達は時間帯が合わない。
そこで同じアルバイトである俺に白羽の矢が立ったというわけだ。

なーんだ、そういうことだったのか。
話を聞いて、ドラゴンボールに例えたなら超サイヤからノーマルサイヤに戻るがごとく
警戒心をグッと緩めた。
そして事情も知らず、上記のようなゲスい勘繰りをしてたと謝ると彼女は笑っていた。


その後、1時間ほど話を交えながら食事を馳走になった。
なんというか、喋るのがてんで苦手な俺でも普通に会話できるくらい
朗らかな人で、メロメロになってしまいそうだぜと改めて思ったな。
またいつか行こうと帰りにいってたので、今度は俺から誘ってみよう。
事情もあり、下心はそれでカバーできるし。

今日は目覚まし時計ならぬ、‘専業時計‘で目覚めた。
すなわち寝坊である。
ジカンスギテルヨという言葉のベルに、スンマセン!と飛び起き
よだれフキフキ、2分で部屋を飛び出る。

配達を終えたのは6時半過ぎで、おまけに2部も新聞が余った。
こうも遅いと、新聞をポストから取ってる家も多いので
入れ忘れのチェックも難しくどうにもならん。
ズタボロだな。

この前おばちゃんに貰った服をブックオフ(服の売買もしてる古本屋)に売りに行った。
自分で着ようかとも思ったが、なんか趣味が違う気がしたので。

受付の人に服の詰まった段ボールを預け、15分ほどの査定時間を
わくわくしながら待っていた。
一体どれほどの値が付くのだろう?おばちゃんが言うには
この服達を着ていた息子はなかなかのオシャレボーイで
海外の有名ブランドも数着あるのよという話だった。
使用感こそあるが、もしかして結構いい値段になるかもなククク・・・。
そうしたら帰り、海鮮丼でも食ってこ。

そんなこと考えてると、査定が終わったようで受付に呼ばれた。

え~、合計2点で100円になります。

ほう、100円か・・・っへ?
IMG_20170914_072346
一瞬聞き間違いかと思ったが、レシートを見るとまごうことなく100円だった。
10数着持ってきたけど値が付けられたのはその内2着。
それも1着50円という破格の値段。
後の服は1円の価値も無いという、非情な現実が待っていた。


ババァ・・・

昨日一昨日と休みだった。
ここぞとばかりにたっぷりゲームを楽しんだが、それが災いしたのか
なんか身体がしんどくて、今日の朝刊は異様に時間が掛かった。

まったくどうすりゃいいんだ。
1日中ぼんやりと空でも眺めてればいいのか。

8月分の給料を貰った。
IMG_20170912_153211
先月と同じく、手取り17万超えていて嬉しく思ったが
やはり先月と同じく、出勤日数が26日だからと分かり
すぐに嬉しさを撤回した。

よく考えたら、月の休みが5日ぽっきりだから31-5で26日になるんだな。
8月は31日まであり、7月も31日まである。
ということは今月は30日までしかないので、30-5で25日勤務になるのか。

17万切るな・・・。


俺の店の所長(一番偉い人)はなかなか店にいることが少ない。
毎日様子を伺ってるが、今日もいないと分かると少しほっとしてる
自分がいた。
やっぱ辞めるって面と向かって言うの勇気がいるよな。

だが、昨日とうとう姿を現した!
意を決して10月一杯で辞める(辞めたいじゃなく)と告げた。
そっか、この仕事きつい?と言われ、はいとだけ返答する。

お、このまますんなり事が運ぶか?と思ったが
そうは問屋が卸さなかった。
10月で辞められるとこっちもきついな~、とりあえず今日は辞める
という意志だけは聞いたから、後日また話し合おう。
でも話したらスッキリしたでしょ?そういってニコッと笑うと
所長はどこかに行ってしまった。


確かに、話すとスッキリした・・・っておいっ!
なんだろうこの打ち損じ感みたいなものは・・・。

労働基準監督署に電話相談した。

本当は直に話したかったんだが、俺の住んでる府中市には無く
隣町にある立川労働基準監督署の管轄になっていたので
行くのが面倒だった。

相談の内容は年休のこと。
俺は今月一杯で勤務半年となる。
半年働けば年休が与えられると、前職の自動車製造派遣の時学んだが
辞める前提でもちゃんと付与されるかどうかを知りたかった。
年休が与えられるのは9月、退職を10月にした場合、10月の終わりに
年休をぶち込めるのか?
半ば強引かと不安だった。

相談の結果、年次休暇は労働者に与えられる権利であり
いかなる理由であれ雇用主は拒否できないということだった。
また、年次休暇を与えたくないから即刻クビなんてことにならないでしょうか?
とも問いたが、クビにする場合雇用主は労働者に30日前に解雇予告する義務があり
結果的に勤務半年を超えるので問題ないようだ。


よし、後は言うだけだ。
これが難しいんだが・・・。

夕刊時、このおばちゃんに呼び止められ、服を貰った。
服
なんでもおばちゃんの息子が昔着ていた服らしいのだが
今は家を出ていて邪魔なので俺にやろうと思ったそうだ。
Tシャツ5枚にカッターシャツ5枚、ジーパン3着、上着2着、スーツ1着と
結構な量を貰った。

ありがたいのはありがたいが
ただ、今は今後の事も考えて、あまり荷物を増やしたくない。
服自体大分使用感があるし、あんたいつも同じ服着てるでしょ、なんて
どこで見てるのか分からないが生意気な事言ってきたり
サイズが合うか1枚1枚試着させられたり、正直うざってぇとも感じて
しまった。

一応、うれしいッス!感謝感激ッス!!と、相手は新聞を取ってもらってる
お客さんでもある手前、大げさに喜んどいたが・・・。

8月分の未集金の件数はあと8件。されど8件。
この内4件は、まだ先の日にち指定なので今は回収できない。
残り4件の回収に向かった。

1件目・・・居ない。2件目・・・ゲッツ。
3件目・・・居ない。
4件目・・・二十歳くらいの太ったオナゴが出てきた。

まただ。この家には先月と今月だけで10回以上訪問しているが
その内4回くらいはこのメスが出現する。
そして、決まって今親居ませんというセリフを吐き捨てられ
スゴスゴとその場を立ち去る結果となる。
いい加減俺も
君ねえ、もう大人なんだから(たぶん)親の代わりに立替えとくぐらいできない
のかい!?なんなら身体で支払ってもいいんだよ?君のその豊満かつ
淫靡な肉体でなグヒヒ・・・
なんてセリフを吐きたくなってくる。

・・・集金をやるとどんどん心が汚れていくな。
まったく、この家庭の爪の垢でも飲ませてやりたい。


今日は電話番だった。
電話番は朝刊が終わってから、午前9時まで店に居ないといけない。
その間チラシの整理や掃除を終え、電話機の前で待機する。
掛かってくる電話の内容は何日~何日まで新聞を止めてくれだの
チケットがどうたらだの様々だ。

その中で一番重要というか、早朝から2人も待機させる理由は
やはり‘不着‘の電話のためだろう。
上に書いたようなやつは9時に出勤してくる事務員さんにでも伝えれば
事足りるが、新聞の不着は電話があればすぐ届けなければならない。

今日は電話番終了間近の8時55分に不着の電話が掛かってきた。
一緒に電話番をしていた専業は違う個所の不着の配達に行っている。
しゃあない、地図を見ると往復20分は掛かりそうな場所だ。
早出の専業が出勤していたので、これ俺が届けるんですか?と尋ねると
当たり前じゃんという返事が。


フム、これでいい。
辞める正当性の帯がますます太くなるのでむしろ喜ばしいくらいだ。

昨日は洗濯掃除を早めに終わらせ、集金もまぁまぁスムーズに
回収できた。
明日、何もしなくても良い状態に持って行けたのは久々だったので
気分が良く、久々にTVでも観ることにした。
ゲームは次の日にでもゆっくりできるからな。

chを回していくと、ちょうど今から始まる映画があったのでそれを観る事にする。
タイトルは‘湯を沸かすほどの熱い愛‘ってやつ。
あらすじは母娘2人の日常から始まり、1年ほど前に家出した旦那が元恋人との幼子を
連れて家に戻ってきたことで4人での生活となる。
その少し変わった?家族4人の営みを描いた映画だった。

なかなか面白い映画だった。
ただ、少しとっちらかってる印象も見受けられた。
家族4人中、3人は女性なんだがその3人共がそれぞれ母・娘という
関係にちょっとした事情を抱えている。
そのせいで一人一人のディテール、細部詳細の描きがやや薄くなっている
ように感じられる。
役者の演技力でその辺をうまくぼかしてると思ったな。

ところで、こんなレビューみたいなこと書いててあれなんだが
俺は映画に限らず物語の伏線というか、あれがこうだったから
こうなのか~、というような後から分かる面白ポイントみたいなとこに
サッパリ鈍臭い。
この映画の放送前と放送後に、目覚ましのカルベが前説と後説を行なってたんだけど
例えば物語の中盤、母と旦那さんが夜中語るシーンがある。
この時母は余命数ヶ月の病に犯されていて、明日子供二人と旅行に行く時
子供に‘告げる‘というだけの、端的に見れば短いシーンだった。
でも、実際に‘告げた‘のは病の事ではなく子供に、お前は私の実の子ではないと
いうことだったのだ。

実の子ではないというシーン、俺はええぇ・・・となったが、それ以外特に何も
思わず観賞を続けていた。
だが、後説でカルベはここをあげ、夜中に語ったシーンでは病の事を告げると
思っていた。しかし蓋を開けると実の子ではないという、病の事は言わず違う衝撃の告白。
いや~うまい演出ですね~、と笑顔で話してるのをみてはっと気付いた。
・・・そうや、確かに俺も夜中のシーンでは病の事を話すと思った。
でも結局話さなかった!!!あああああああああ!!!!!!!


カルベの後説を聞いてなかったら俺は、この映画監督の仕掛けに気付かず
一生を終えてたのかもしれない。
他にも幾つか上げてて、その度にああなるほどと唸ってしまった。
作品の意図を理解できないって悲しいし恥ずかしい。
もっと腰を据えてみなきゃな。

ハァ・・・鉛が付いてるかのように足取りが重い。
疲れが溜まっているのを感じるがやっと明日は休みだ。

しかし不良読者共の集金、そして今後へ向けて少し
動かないといけないので、今週末もぼやっとはしてられない。

最近、ロクにゲームもできてないけど今しばらくの辛抱だと
自分に言い聞かせるしかない。

今日の朝刊は困難を極めた。

土曜日はいつもチラシが厚いんだけど、今日はそれにも増して
厚かった。
月に1回ほど、こういう極悪級の土曜があるようだ。
準備でいつもより20分ほどのロス

さらに強雨。嫌らしいことに配達準備中は降ってるか降ってないかくらいの
微弱な雨だったので新聞を半分だけビニールに入れて出発した。
これはビニール入れの手間を半分省きつつ、途中で雨が強くなった場合にも備える
新聞配達員がよく使うポピュラーなテクニックだ。
今回、そのテクニックが仇となった。
出発後まもなく、雨は強さを増し、ビニールに入れてない新聞は危うくなってきた。
どうしようかな・・・店に戻ってビニール入れるか・・・いや、この強雨は一時的なもので
またすぐ小雨になるかも・・・。
そんなことを考えながら、新聞を雨に濡らさないよう慎重に配っていたが
さらに雨足は強くなり神経が限界を超えたので店に戻った。
結果、往復で30分のロス

やっと配達を再開したと思ったら電話が鳴った。
確認すると当然店からで、‘転送人‘が配る新聞が足りないとのこと。
今は正規の転送人は居ないんだが、土曜日だけは専業が転送を請け負っている。
俺が一部、平日に配達しているとこは本来この‘転送人‘が配達するところなので
土曜日だけは配達を逃れるんだがうっかり持ってきちまった。
スンマセン、と電話越しに謝り俺が配達することに。
20分のロス


そんなこんなで配達を終えたのは午前7時を過ぎていた。
ここまで時間掛かったのは初めてかもしれない。
まーた配達が遅いとかグチグチ言われると思うと憂鬱になるな。

昨日は集金の2次締日だった(90%)。

85%までいってたのであと10件ほど回収すれば
90いく計算だ。
まぁそれほどきつい数じゃない。
月末指定の家が7件ほどあるから
それを全部回収しただけでもノルマはほぼ達成だ。
コンビニで肉まんをつまみ2服ほどした後、ゆるりとバイクに跨り
集金を開始した。

ブイ~ン、ピンポーン・・・居ない。ブイ~ン、ピンポーン・・・ここも居ない。
ブイ~ン、ピンポーン・・・おいおい。ブイ~ン、ピンポーン・・・勘弁してくれよ。

この時すでに午後7時間近。
入金は遅くとも8時までに行わなければならず、また8時までなんて俺自身
やりとうない思いがあった。
さっきまでの余裕は、完全に焦りに飲み込まれている。

午後7時30分。
まだ3件しか回収できていない。
こうなったら奥の手、自腹切りを行うか!
駄目だ・・・。財布の中身と釣銭用の金を足しても足りない。


あああ・・・・・

新聞配達には留守止めという制度がある。
文字通り留守にするから、何日~何日まで新聞入れないで
と客から電話があるとその期間は新聞を入れない。

この日は9月の中頃まで留守にするという電話があった。
事務員さんからこの家集金終わってる?と聞かれ、まだそこは取れてないです
と言うと、じゃあ今日取っとかないとまずいかもねと言われ夕刊が終わった
あと集金に向かった。
ったく、今日は休もうかと思ってたのにと思いつつピンポンを鳴らす。
・・・居ない。
集金に向かう前は小雨だった雨が、帰りには土砂降りになっていた。
びしょ濡れである。

もう1回店に戻り、居なかったと報告して家に帰ろうかとすると
何やら張り紙が。
明日の夕刊は普段より1時間早く出勤するようにと書かれてある。
何やらよく分からないが写真撮影などを行うらしい。
これバイトもなんすか?と問うと、そうだよと返答が。


その時、俺の中で何かが完成するのを感じた。
陣



とある家に集金に行った時、ピンポンを鳴らすと子供が出た。
ちっ、と俺は心の中で舌打ちをする。
子供が出た場合大抵、今家に誰も居ませんという返答が返ってくるからだ。

ところがその子供は、はいと言いインターホンを切った。
お、親が居たのかラッキーと、入り口で領収書を切って待ってたら
ガチャリとドアが開き、小学校低学年くらいの子がお札を手に持って現れたではないか。
親が出てくると思い少々面食らったが、金を受け取り半券とおつりを渡すことができた。

おそらく親御さんから、集金が来たらお金を渡しといてと預かってたんだろう。
その気遣いと任務を全うするお子さん、できた家庭だなとえらく感心してしまった。
その前に、指定した時間に行っても居ない糞客やワタシシンブンノコトワカラナイネ
ノーマネー!ノーマネー!とのたまう怪しい外人、集金?あ~自分ちょっと分かんないですww
なんてヘラヘラしながら言ってくる危険ドラッグをキメてそうなゴミニートみたいな輩。
そんなやつらを相手してたから尚そう感じたのかもしれない。


この子は将来、大成するだろうなと思いながら次の集金へと向かった。

休日といっても新聞配達の場合、次の日は早朝から出勤なので
早めに寝なければならず、休んだという気がしない。
ちょっと掃除や買い物をして、飯や風呂を終わらせると
もう寝る時間だ。

休みが欲しい。真の休みが。

寒い!!

冷気ではっと目覚め、時計を見ると午前3時。
ふと下半身を覗くと、おてぃんてぃん丸出しで、傍らに置いてあるコップには
焼酎の飲みかけが残っていた。
昨日、酒を飲みながらしゅっしゅしてる間にいつの間にか寝落ちしてしまったらしい。
それでいてエアコンを切ってなかったから冷え込んだようだ。

17時間労働の弊害。
こんなことやるもんじゃない。
こんなこと続けてたらいずれ命を落としかねない。

今日は疲れた。

午前2時からの朝刊を捌きその後9時まで電話番。
アパートに戻り30分ほどぼーっとしてすぐさま集金を開始する。
とある客から10時頃に集金来てくれという要望があったからだ。
この客は先月、最後付近まで残ってたいわゆる‘ブラック‘な客だ。
ここで取れなきゃまた最後まで粘られることになる。

が、時間通り家に着きピンポンを鳴らすも留守。
玄関を思い切り蹴りつけたい衝動に駆られるも、なんとか正気を保ち
そのまま集金を続けることにした。

今日は日曜日なので夕刊が無い。
おまけに明日は休みなので目一杯集金に励める。
というより、今日目一杯やらないと次のノルマも到底達成できないのだ。

さんさんと照り付けるお日様を、コンビニとスーパーで回避しつつ
午後6時までせっせと半券を切り続けて
月末90%のノルマはクリアできそうな数字まで回収できた。

とはいうものの、心は安堵するに至ってない。
なぜなら不良読者共の回収率は軒並み低いからだ。
日曜日‘という誰しも在宅している確率が高いこの日、絡め手で
回収できるのを期待していたが奴らには平日も週末も関係なかった。
故に不良なんだな。


やはり集金戦の肝は後半か・・・。

集金の際は、事務室のホワイトボードに集金状況が書かれた
紙が張り付けられる。
区域ごとに表になっていて、そこに1日毎に回収%の数字が記入されていく。

初日はいつも30%がノルマとなってるんだが今回、紙を見てぎょっとした。
35%になっとる・・・。
毎月30にさえ届かない俺、35なんていけるわけない。
この時点ですでにやる気は地へ。

午後8時、へとへとで集金を終え店に戻った。
回収率は27%。
表で他の区域の回収状況を見ると、みんな30ないし35%を超えていた。
ボーっと表を眺めてると俺の区域の管理をしてる専業がつかつかと横に並び
30すらいってないのお前だけじゃねーか
つーか俺だったら午前中だけで35超えるぞウェウェww
とほざいてきた。


劣等感と疲れで苛まれてるって時にこの猿は・・・。
バルテック棍棒で頭を潰してやれたらスカッとするだろうな。
バルテック棍棒

7月分の集金がやっと4日ほど前に完了したというのに
今日から8月の集金が始まる。

今から急いで飯を食い、2時間ほど仮眠して11時には再び店に
行って分厚い証券の束を受け取る。
そして夕刊の時間までひたすらピンポンを鳴らし、夕刊の時間が来ると店に戻り
夕刊を配る。
それが終わると集金の再開だ。午後8時近くまでピンポンを鳴らし半券をひたすら
切っていく。

あぁ・・これからの1日を想像しただけでだるい。
まったくもってだるい。
おっと、もうこの‘だるい‘という言葉は使わないと決めたんだった。

これからの1日を想像しただけでみみみ。
まったくもってみみみ。

・・・語尾を伸ばして小動物っぽくしてみようか。

これからの1日を想像しただけでみみみ~。
まったくもってみみみぃ~


心に少し朗らかさが戻った気がする。



数か月前、訓練校時代に知り合ったゲーマーとLINE上で揉めて
一応は丸く収まったんだが、こいつに少々腹が立ってる。

同じく、訓練校時代に知り合った隣の席の愛らしいオナゴにLINEを
送っても読まれないとこいつに言ったところ、俺には普通に返信くるよ
ウェウェww俺を傷つけたからだよウェウェww等、ナーバスになってる
俺の神経を逆なでするようなことばかりいいやがる。


オートマチコで全身ハチの巣にしてやりたい気分だ。
Automatico

最近、配達スピードこそ上がってきてるものの
比例するかのように気怠さも増している。

俺は配達中、いつも‘だりぃ‘とつぶやきながら新聞を配ってるんだけど
少し前までは一配達で10つぶやきくらいだったのに
今では50つぶやきくらいになってる。
300部ほど配達してるので、もはや6ポストに1回は‘だりぃ‘とつぶやいている計算になる。

半ば暗示のようになってるのかもな。
実際だるいんだが、言葉に出すことによりますます強力になってるというか・・・。
こうなると負の連鎖なのでもう‘だりぃ‘と言うのは止めようと思う。
大体、ダという文字自体、濁音で何か攻撃的かつ前向きな感じがしない。

だるい だめ  だせい 打 堕 ダメージ・・・。

もっと明るくポップな響きのする言葉をつぶやいていこう。


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