今日は金曜で祝日でも無いが訓練校は休みだった。
入所選考会という、1月から入る生徒の試験があったからだ。
俺も約3か月前に受けたあれだな。
この学校は各科3か月ごとに新しい訓練生が入る。
俺は今10月入所生として入ってるが、先に7月生の先輩達が
入っていて最初の2週間くらいは一緒に勉強していた。
カリキュラムが途中でばらけたので今はほとんど合流しないが。
この7月生達は今年度内で半年間の訓練が修了ということになり、1月からは1月生が
入って俺達10月生は来年の3月一杯で修了となるわけだ。
7月生は最初15人いたらしいんだが、残り1か月を切ってる今現在、すでに
半数も残っていない。みんな何かしらのとこに就職したのだ。
朝礼の時は7月生も一緒にやるんだが、就職が決まるとその時みなの前で挨拶する
のでああ、この人就職するのかあと分かるんだな。
50代とか、結構齢いってる人もいた。
次々と労働戦士を生み出すこの機関。
20代だろうが50代だろうが関係ねえ。
一人ではどうしようもなく、だが少しでも良い条件のところに
就職したいと思うなら多少回り道しても来る価値はあるのかもしれない。
ついていく
リアル、オンライン共に苦境
キャンペーンモードを一通りクリアしたので
オンラインの対人戦をやってるんだがまるで駄目なウォーライフを
送ってしまっている。。
このゲームは色々なモードがあり、今はその中でも一番ポピュラーな
32人vs32人で、1戦闘が約30分ほどのやつをプレイしている。
いわゆるチーム戦なので俺が所属している軍が勝つこともあるんだけど
俺自体はいつも完全にお荷物状態になってる。
それは戦争が終わった後、各人の戦績みたいなものがスコアで表示されるので一目瞭然だ。
例えば一番上位の人のを見ると倒した数:50倒された数:4 貢献スコア2万とかに対し
俺は倒した数:1倒された数:20 貢献スコア800とかそんなんばっかだ。
心苦しいやら恥ずかしいやらでやってられない。
まごうことなく俺が下手なのはいうまでもないが
ここで少し言い訳をしたい。
このゲーム、説明書が無い!
一人用モードで操作等の説明は多少あるが、それも最低限といった感じで
他に知りたいこともあるし説明自体も専門用語が出てきたりして
理解できない部分がある。
オンラインモードに至ってはまったく説明なし。
ほんと、軍人ばかりの戦場にド素人が放り込まれたような感覚でやってる。
なんとかしないと・・
車の運転には気をつけろよくそがっ!
はっきりいって空を切るような12日だった。
何も掴めない、スモッグの中をただ手探りで歩いてるような。
毎回、各工程の終わりに習得度シートという、15項目くらい割り当てられた作業手順に
5段階評価を自己採点で付けるんだが、今回は2(5が最高)とばかり書き記した。
当然だ。何も頭に入ってねえ。
そんな俺のシートを見た齢70過ぎのおじいちゃん講師(講師は各工程で変わる)が
えーー、2ばっかりって、最低でも3は付けてくれないとこっちも教えたかいがないよ
と、のたまりやがった。
ビキッ!ビキビキ!ビキンッ!!
殺ったぜ
合計15万くらい掛かった。
1日でこんなに金を使ったのは生涯初かもしれない。
けいじばんでオススメされたバトルフィールド1というソフトも一緒に買った。
このゲーム、シリーズものでこれが最新作みたいなんだがなぜ1なのか気になった。
まあ細かい事は置いとくとして、この土曜日曜はひたすらプレイしてた。
週末がこんなに短く感じたのは久方ぶりだ。
フフッ
今の授業内容は、事前に渡された問題用紙にプログラムを
書く座学と、NC旋盤を講師の元操作する実技に分かれている。
NC旋盤は1台しかないので、実技の方は4班ある中の1班が行い
残りの3班は座学をやっているから時間の割合的には
座学の時間の方が長くなる。
そんなわけで、今日も黒板に書かれた回答(生徒が順番で回答していく)を
丸写しして、切削のシミュレーションができるパソコンでプログラムを打ち込んでいた。
最近、もっぱらやる気を無くしている。元々そんなにあったわけじゃないが・・。
黙々とプログラムを打ち込んで切削状況を眺めていたが、ふとNC旋盤の方をみると
何やら他の講師が集まっている。
隣にいる女性訓練生に何があったのか聞くと、プログラムミスでこんな状態になって
しまっているらしい。
機械から煙がプスプスと上がっていた。
その後も2時間くらい、2,3人の講師が復旧に当たってたが
直ることなく今日の授業は終了となった。
実技も面倒なのでこのまま直らないといいなあ。
キテル
今週も復習しなかった
また明日から一週間、プログラムと旋盤に向き合わないといけない。
水曜が祝日で休みなのが救いだ。
ツルツルの脳ミソ
はぁ・・・やっと一週間が終わった。
今日はNC旋盤で加工物の切削をやったんだが
またそれもややこしい操作がある。
プログラムを組むだけでも骨が折れまくるのに
畳みかけるように難関な作業が襲い掛かってくる。
手順的にはプログラムを組む→そのプログラムを旋盤に入力して工具等のセッティング
→切削するという3工程なんだが上の2つが極悪すぎる。
4班くらいに分かれ、1班ずつ講師の指導の元
加工作業を行ったんだがなぜここでこうするのかとか
いう理屈みたいなものが分からないので講師に質問して
説明してもらうが俄然理解できない。
見かねたのか、同じ班になった女性訓練生も説明してくれたが(その時顔が近くに来て興奮した)
頭の中の?は一向に消えることはなかった。
しかし今週は長く感じたな。
今しばらくは気の抜けない日々になりそうだ。
一番遅く登校し一番早く下校す
未だ切削は無く、延々とプログラムについて学ぶ座学が続いている。
はっきりいってしんどい。
未知の物事や問題を理解するにはまず、点の存在を認識することから始まり
そこから線が紡がれていき理解が深まっていく。
だが今のところ、その点さえぼんやりとうすーくしか現れていない感じだ。
こんなんじゃ線どころじゃない。
他の訓練生も苦戦してるらしく、授業が終わっても残って勉強してる人が
ちらほらいるみたいだ。
講師も夕方6時くらいまではいるらしいので、+2時限かつ少人数でマンツーマン的
授業を毎日受ける人と受けない人だと理解力の差は開くだろうなと
思いつつも6時限の授業が終わると同時に教室を飛び出している自分がいる。
職業訓練生は学ぶのが仕事
X・・・Z・・・G0う・・
食らいつく
カッ・・カハッ
今日から新しい工程に入った。
今まではこんな機械で
半手作業、半自動という感じで加工物を削ってたが
これからはNC旋盤という、プログラムを組んで動かすほぼ自動型の
機械の工程となる。
今、実際の仕事場で使われてるのはこのNC旋盤ということらしい。
上の写真の機械は汎用旋盤という名で一昔前、NC旋盤が開発される前に
使われていた旧式ということだな。
そんなわけで今日はプログラムの座学があった。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ。
訳が分かんねえ。
ちょ、おま・・。
分からないままどんどん授業が進む。
練習問題のところで、講師が順次に訓練生に答えを書かせることになった。
いやいやみんな分からんだろ・・・と思っていたら誰も彼もスラスラと回答を黒板に
書いていった。
やばい、この感じ。
落ち着こう。
まだ戦える
パソコンが逝った。
また電気屋にいって100円GETしてくるか・・・。
計3台所有していたが、ここ一週間ほどで2台が戦線離脱となり
残りはノートパソコン1台となった。
このパソコンは去年、派遣工の時に買った奴だが
型落ちの4万円ほどのやつなのであまり性能は良くないと思う。
ネットを控えろという神からの啓示かもしれない。
back time the 青春
十数年前の記憶で定かではないが、確か先生が黒板に書いた文字を
授業毎に消すとか、プリントを運んだり配ったりする先生の
パシリ的な作業をする制度が。
ここ訓練校も名前は変わるがあって、今週は俺の当番になっている。
毎日来る求人票をファイルに閉じ、6限が終わった後の作業所各扉の鍵閉め
授業の始業終了の号令や、各室に備えてある電気ポットのお湯交換と様々だ。
ここまで書いてきて、安全表というボードに今日も安全でしたという
シールをペタッと貼らないといけないんだが忘れたことに今気付いた。
削って削って また削る
毎日鉄を削って測定する作業ばっかで飽きてきた。
全然計算した寸法と合わなくてイライラするし。
それで特に怒られたりはしないけど。
なんか職業訓練というより、小学校の図工の時間って感じだ。
飼い犬になりたい
また明日から訓練が始まるわけだが
なんだかんだで土曜日曜が確実に休みっていいよな。
今週は木曜も祝日で休みだったから、4日しかいってない。
9時~16時、土日祝休みってのが今の訓練校のスタイルなんだが
こういう感じの仕事があればいいなあと俺はすごく思っている。
まず、正社員での仕事は8時~17時が基本だからな。
もうここで2時間の隔たりが発生している。
そこから残業とか当たり前にあるんだろ。
高校を中退してからずっとバイトとニート(主にニート)を繰り返し
30歳になる間際にフルタイムのタクシー会社、それから自動車製造という二つの仕事を
経験してみたがやっぱ働きたくねえなという気持ちが変わることも和らぐこともない。
ただ、まったく働かないのもよろしくないなという思いも最近し始めてる。
昨日書いた、親の老いなんかも関係してるが
ニートは親が死んだらどうするの?という、よく聞くフレーズも
今や現実味を帯びてきたからだ。
毎日ゴロゴロしてたら飯を買う金も尽きる。
光熱費も払えない。
植物は必死に根を生やして土から栄養を吸い光合成をして己の生命を維持し
動物は餌を探すことに奮闘し己を削っている。昆虫も蜜などその他もetcetc然り・・・。
生きとし生けるものどいつもこいつも自分で行動している。
人間に例えたなら労働というものがこれらに値するんだろうか。
生きるのって簡単じゃないのかもしれない。
人間の場合、色んな事を要求されるから。
植物界や動物界のことはよく知らないけども。
あれ?俺の存在が・・
そりゃそうだろう、元々は亡き爺ちゃんが建てた家なので
もう築50年とかそれくらいなはず。
場所によっては雨漏れがするし床も軋む。
ただ、リフォームを考えた場合、もうあと自分達も何年生きられるか分からない
のでそこにお金を使うよりもっと便利な市街地や、あるいは県外の温泉街のようなのどかで
交通の便が良い所(俺の家は田舎)に近い将来、賃貸で移り住むかもしれないという話だった。
田舎は車社会だ。
親父や母親ももう60半ばなのであと10年も経てば車の運転も危うくなる。
そんな考慮を入れての考えのようだった。
そうか、もうそんなに時が過ぎ去ってしまってたんだなと俺は哀愁を感じた。
こんな生々しく赤裸々な現実を親の口から聞かされるとは。
ヤッホーーーーーーーーー!!!
俺の席の隣はかわいらしい女性なんだが
ほとんど話していない。
そんな感じだったが、今日とうとう話しちゃった!
しかもたぶん、2~3分もという長時間!!
訓練校はハローワークと提携してることもあって最新の求人が
4,50通毎日送られてくる。
訓練生はそれを各席に順次回しながら見るんだが
俺が何かいい職はないですかねえとぼそっと呟いたら
そうですねえと彼女の方も話してきたのだ。
よく喋り、屈託なく愛嬌のある人だと思った。
草一本生えてないカラカラに乾いた大地のような俺の心が
潤いを取り戻した一時だった。
シティーマンって感じ
昼休みに訓練校を抜け出し、銀行でキャッシュカード作成の
手続きをしてきた。
一週間ほどで自宅に郵送されるようだ。
とうとう俺もATM使いとしてのデビューを飾れることとなった。
感慨深いな。
百聞は一見にしかずってか
まあその半分はやり方の説明なんかも含まれてるんだが
最近その辺が曖昧になってきてるのを感じるな。
座学だと話の途中でもピタリと止め休憩に入ってたのに・・
足並みが揃ってしまった
銀行で金を引き出すことができん。
訓練校は土日祝休みなんだが、9時から16時まであるので
結局窓口が開いてる時間帯にいけないんだよな。
俺はキャッシュカードを持ってないのでATMも駄目だ。
思えば銀行の窓口が開いてる9時から15時の時間帯
タクシーの時は街を練り走ってたのでいつでもいけたし
派遣工の時は夜勤の出勤前、少し早めに起きれば間に合ってたので
‘キャッシュカードを作る‘という概念が無かった。
まいったな。
中身を見られないか、ちと心配
正規で処分すると金が掛かるが、なんと電気屋に持っていった場合
逆に金が貰えるのだ。
パソコンなどの内部には金やレアメタルといった価値のある金属が
微少だが内臓されているらしく、機能としては駄目でもそういうものを
取り出せるので価値があるようだ。
デスクトップとモニターで100円ずつ、合計200円をGETした。
裏・ジョブカードに書き足したい
その後ほとんどなにもせずダラダラと人生を過ごしてきたのも
ある意味で計算があった。
それは、こうやって時が過ぎ去り俺が30も過ぎたおっさんになった今
それが免罪符になりえるということ。
どういうことかというと、例えば高校大学と順調に道を歩み
職も自分の希望するのができたとする。
だが、仕事のストレスで気を病んだり、その他自分で防ぎようの無い病気や事故
悪いタイミングが重なり長期無職、ニートになることも十人十色の人生なので
起こりえるだろう。
現に俺は20代半ばでアトピーという皮膚疾患を発病したんだが
そんな俺がもし世間一般的な道を進んでいて、家庭を持って仕事でも忙しい責任ある
立場になってたらどうなるか。
おそらく、色んな重みをうんしょと一辺に抱えることになる。
そして行き着くところは廃人、あるいは自害という結果もありえるかもしれない。
そういう人が仮に廃人や自害を回避するために、その重い物を下ろしたとする。
しかし、そこに待ってるのは冷たい現実だと思う。
他人には脱落者のように謗られ、自身でも苛まれるのは必死だ。
そういう点では中卒ニート10年なんてほうが恵まれてる。
なんで君が~というのと、まあお前だからねというのじゃ
後者の方が気が楽だよな。
とどのつまり、俺は自身の人生に対して先見の明があったって事だ。
積み上げたブロックが半ばで壊れるなら、最初から積まなければいいという話。
心の切削
今日は担当講師との面接があった。
ジョブカードを見ながら講師が数字は半角で書きなさいとか
この部分書き忘れてるよといった具合に指摘していく。
文章の書き方については特に直す必要は無いと言われたが
職歴の欄でうん?これだと3年くらい間空いてるじゃん?そこ何やってたかを書かなきゃ。
えーと、それから・・・ここも4年?空いてるよ。企業は人を雇う時こういうとこを重要視するから
ちゃんと書かないと・・・等々さんざ突っ込まれた。
いや、特に何もやってなかったというと一瞬、講師の目の色が消えたようにみえた。
再確認。
俺は自分の立場、雇われる者としての立ち位置を再確認した。
トラウマ
今日から次の課題に入った。
といってもまた鉄をガリガリ削るんだが。
今までは旋盤という機械に加工物をはめて回転させ、そこに工具を当て
削っていくというやり方だったんだけど、今回はその逆でフライス盤という機械に工具を
取り付けて回転させ、加工物を動かしながら削っていくというものだ。
フライス盤での切削は旋盤より飛散物があまり飛ばないらしいので
昨日のようなアクシデントは起きないだろう。
起きちゃ困る。
あ、あ、あ
一心不乱にガリガリと鉄を削っていく。
よーし、いいぞ。この調子で立派な形状に・・・
と、その時、削った鉄屑が飛散して襟元からお腹に進入してきた。
痛て!熱!!
バタバタと狂乱して飛散物を出そうとしてたらガガガッと変な音が旋盤
から鳴りだした。
この作業は鉄の塊を機械に取り付けて高速回転させ
バイトという鉄よりさらに硬い掘削道具を押し当てて削るんだが
自動で行う箇所もある。
自動といっても、止める時は手動なので
決められた範囲の少し手前でその自動を止めて、後は手動でハンドルを回して削るという手順なのに
狂乱してたもんで止めるのを忘れ、取り付け部分までバイトが進んでしまい
変な音が鳴ったんだな。解りやすく図にするとこんな感じ。
どうした!?と講師が駆けつけてきて
なんで自動を止めないんだ、よそ見するんじゃないと叱られた。
事情を説明しようとするも痛いやら熱いやら恥ずかしいやらやっちゃった感やらで
どうにもできなかった。
元ライン工現職業訓練生
ふう・・・。
ここ最近、座学は無く実技が続いている。
座学の時は1時限毎に休憩があったが
実技になったら午前1回、午後1回の休憩となった。
6時限授業が4時限になってるんだな。
しかも休憩は10分ちょい。
今までの座学では午前午後共に各20分の休憩があり、しかもただ座って
聞いてればよかったので足にきている。
この感じ。
そう、自動車ラインの時と似ている。
あの熱き血潮が再び脈を打ち始めた・・・。
・・・
俺の通ってる訓練校は出席番号というものがあり
席順もそれにならって決まっている。
俺の隣は、入学式でも隣だったおなごなんだが
昼食事の際、今まで隣(自分の席)で食べてたのに今日は女性陣
の(後ろの方で何人か固まってる)中に入ってワイワイと楽しそうに
食事をしていた。
・・・