2015年06月

夜勤明けの朝勤は疲れる。
今の勤務体制は実質、8勤の1、5休といってもいいくらいだ。
半日の休みなんて、はっきりいって休みの内に入らん。
社畜のような奴ならそれでも嬉しいのだろうが、1000連休をも経験してる
俺にとっては鼻糞のごとき短さだ。

まあなんにしろ、今日で6月が終わりだ。
給与保障期間は3ヶ月なので、明日の勤務から完全歩合となる。
一つの区切りとして今日は休憩を4時間取り、その内2時間を図書館でアメリカ映画
の観賞に費やした。

しかしまったくやる気が沸きあがってこない。
なぜって、この3ヶ月の保障期間より給与が減ってしまうのはもう目に見えてるから・・・。

同僚で、俺の住んでるところと
非常に近い人(歳は俺の10こくらい上)がいて、しかも母親同士が同じ職場で働いているらしい。
その人から一方的に聞かされて、母親からも〇〇さんって知ってる?と聞かれた。
親父が乗ってる車の車種まで知られてる始末。
これだから糞田舎は困る。

なんか微妙に辞めにくくなったな。


今日もTAXIに励み、瀕死で家に帰ってどっこいしょとテレビを
つけると女子WCサッカー、日本対オーストラリアがあっており
視聴開始から30秒足らずで、コーナーからのこぼれ玉を押し込む場面に遭遇した。

びっくりするなぁ、もう!

今日、場末のスナックへ配車に行くと
客が店から出てきて、もうちょっとカラオケ歌いたくなったから
呼んだのにゴメンネ~、と500円玉を俺に握らせて
有無も言わさずまた戻っていった。


( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ

その結果
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今宵は590円の定食にボリュームアップした。

今日からまた夜勤。

夜勤の場合、帰るのが朝5時前になる。
それから風呂に入って飯を食ってるとすぐ時間がなくなる。
なので、少しでも時間を捻出するべく勤務時間の休憩内で飯をとる事にした。
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ネカフェの食事だがこれで350円!
1時間ちょい滞在するので合計800円ほどするが
暖かい飯と静かな空間、リラックスできるイスとテーブルが
つき漫画もジュースも飲み放題のこの空間を満喫できるなら
800円も高くない。

ここを夜戦の拠点とす。

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俺は出勤する前、いつもこいつを飲んでから出かけていた。
ある日、激安ショップで見つけてなんだこれwと思いつつも買ってみたんだが
気が付くとこいつのとりこになっていた。

味はシンプル。
コーヒーとコーラーを均等に混ぜたような感じで、カフェインがふんだんに含まれている。
炭酸も入っているので、頭を覚ます申し子のような飲み物だった。
それでいて1本30円!

だが最近、激安ショップでこいつの姿を見なくなっていた。
まあこういうとこでは仕入れの関係で姿をみなくなったり、また出るようになったりするから
気長に待つかなと思っていたんだが、待てども一向に姿を現さなくなった。
今日、しかたないのでAmazonあたりで大量買いするかと思い、探索したところ・・・

製造中止

という事実を知ってしまった。
マジかよ・・・片腕をもがれた様な心境に陥った。

もう戦えない。
これでタクシー辞めるしかない。

今日は勤務開始初っ端、遠くの病院に行くおばあさんを乗せた。
運賃2000円也。

乗車中、おばあさんが他の乗務員さんに名刺を渡され、タクシー乗るときは
ここに電話してくれといわれ困ったと話しかけてきたので
俺の左肩がビクンッと上がった。
昨日、指名とか名刺のことを日記に書いたが、天の思し召しのごとく
お客からこんな話をされるとは。

おばあさんはその名刺に電話するか会社に電話するか困ったそうだ。
おばあさんは俺の会社のタクシー会社しか利用しないらしいんだが
名刺に電話しないと名刺の人が怒りそうだし、でもいつも通り慣れた会社の
方に連絡したいという思いの方が結局勝って、近くを走っていた俺が配車されたわけだ。

俺はおばあさんに、会社に連絡したほうが一番近くにいるタクシーがくるから
はやくて確実だしいいですよと鼻息荒く言っといた。

俺の考えとしてはタクシーは人を運ぶ仕事。
個性なんて必要ないと思っている。
まあこんなこと、2ヶ月ペーペーの俺が述べる事でもないのかもしれないな。
しかももう辞める算段まで企ててるし。

一度に1000円もチップをもらった。

そのお客は他の乗務員さんのお得意さんだったが
その乗務員さんが忙しい時、俺を指名してくれるように頼んだらしく
これまで何回か乗せていた。
今日は遠出するということで、駅まで送ったんだが
重い荷物が少しあったから電車の乗車口まで運んだところ
スッっと封筒に入った袋を渡され、中を見ると1000円入っていた。
もちろん、運賃は別に貰っている。

なんか1000円も貰うと悪い気持ちになる。
罪悪感というかなんというか。
たまに100円とかくれる人もいるんだけど、それでもウヒョヒョヒョ~といって
あざすあざすと頭を下げ全身で喜びを表現するのに
1000円とかもうどんな喜び方したらいいんだよほんと・・・。

なんか、タクシードライバーって旅客運送業なのに
水商売みたいな部分があるなと思った。
名刺とか作ってる人もいるし。
指名とか歩合とか、どこのホストだよくそが。

現に、その1000円貰ったお客を帰りも乗せたんだが
妙に緊張してしまって、やれ天気の話だの自分から話を振っている
己がいた。
1000円ももらったからその分、楽しく快適に車内での移動をしてさしあげな
ければ!という焦りと義務感が生まれていたからだ。
尻尾を振ってるともとれるこの行動。
これが疲れる。

ちなみに俺は普段、行き先を確認したらお客に一切話しかけない。一切だ。
たとえ横をチバットマンが走ってようが、ラジオから崩御の緊急ニュースが流れようが
自分からは話しかけないだろう。話さないったら話さない。
だから客が話しかけてこないと目的地まで無言となるわけだが
これが一番俺にとって楽。上客であるといっていい。


名刺くれとか電話番号教えろとかたまにいわれるが、ほんとやめてほしい。
こういうのは乗務員の収入に差が生まれるわけで
大勢の客に気にいられてる奴はいっぱい儲けて、そうじゃない奴はその分損してるわけだろ。
客の数も無限にいるわけじゃなく、限られてるからな。
都会ならまだしも、こんな地方都市ならなおさらだ。
ちゃんと会社が管理して、客を均等に乗務員に振り分ければいいのにな。
タクシードライバーは何業だといいたくなる。

もっとドライにいきたい。

夜勤明けからの朝勤は非常にだるい。
4勤1休は夜勤明けからの朝勤の場合、半休といったところか。
休み前に帰ってきて寝たら12時間後くらいにまた出勤。
一昨日は酒を飲んで午前10時頃寝たので、起きたのは夜7時過ぎだった。
で、そのまま起きてて今日は6時に会社に向かったので12時間も休みは無い。
なんか時間軸がよく分からなくなってるな。
自律神経が乱れてるのは間違いない。

そんなわけで今日は3時間くらい休憩をとり
内2時間は寝てた。
これから3時間くらいは毎日休憩とろうかな・・・。
じゃないと辞める前に危険なことになるかもしれん。

夜勤4日終わり。

なんだかんだで4日間全部運収1万超えた。
朝勤務より夜勤務のほうが売り上げ多いとは聞いていたが
本当にそうらしいな。
特に金曜と土曜は多いらしい。

昨日は大型ディスカウントストアーで一服してたら
たまたま同じ会社の人も一服しにきて、ひとしきりアドバイスを受けた。
この人は試用期間の3ヶ月で、街の全ての主要建物、土地を覚えたらしい。
その間、ほとんど配車を拒否し、客も乗せなかったそうだ。
店や建物、地理を把握することに全力を注いだわけだな。

ハイハイと聞きながら、俺は一つ疑問に思っていた事を聞いてみた。
それは、夜勤の人でなぜか朝勤の点呼時間帯に帰っていく人たちのことだ。
俺はこの前まで朝8時からの勤務だったので、その人たちと顔を合わせてたんだが
おはようございますというか、おつかれさまですというか分からない状況だった。
通常、夜勤の人は夕方5,6時から早朝4時までの勤務なので
朝8時までだと14時間前後も走り回っている計算になる。
時間
どうやら夜勤の人たちは俺の思ったとおり、そんな勤務を毎日続けているらしい。
理由は基本4時まででみんなあがるので、その間街に出てる車が少なくなる。
ということは必然的に配車があれば即回ってくるし、道行くお客も、いれば乗せ放題という
わけだ。
他のタクシー会社も含めると100台近く走っているのが、その時間帯だけ
数台になるわけだからな。
分かりやすくいうとライバルが減って独占状態となるわけだ。
さらに早朝は、電車やバスなどに乗り遅れてタクシーを利用する人が一定数いるらしい。
遅刻しないために1000円1500円払うなんてほんと殊勝だよな。

こんな感じで4時から朝までの時間帯はなかなかゴールデンタイムらしいので
引っ張って乗ってるみたいだ。
あほらしい。
話してくれたベテランの人も、あいつらは狂ってると言ってたしな。
というより、みんな狂ってる。
度合いが大きいか小さいかだけの違いだ。

辞めよう。なるだけ早く。
そう心に誓った。

タクシーの業務方は主に2種類に分かれるらしい。

ひとつは流しといって、街を延々と走りお客の手が上がったところを乗せるやつと
もうひとつは待ちといい、駅や繁華街、タクシー専用の待機場所に留まって
客が乗ってくるのを待ってる方法だ。

俺はずっと上の流しでやってるんだが
最近、待ちの方に興味を抱いてる。
というより抱かざるを得ない感じだ。
早朝4時とかの、誰一人歩いてない街を練り走ってると頭が
変になりそうだ。
そしてずっと運転してるとケツが痛い。痛いというよりつる。

オッサンたちが駅でタバコ吸いながら談笑したり
車内で新聞読んでる姿をみつけると、俺も仲間に入れてくれ!
と声にならない叫びをあげたくなる。

夕方5時勤務開始早朝5時帰社。

これまで、なんとか1日に3時間くらいはあった自由な時間が
今は1時間ちょいになっている。
頭の中は仕事なんかより、どうやったら時間を捻出できるか
そればっかりを考えている。

今日からまた夜勤。

13000円という過去4番目くらいに多い運収を上げ
意気揚々と帰庫したが、また帰ってくるのが早いと無線の人に言われた。
3時45分までは帰ってくるなとかウマシカかと。
そっから洗車や入金してると帰るのは5時近くになってしまう。
一体何時間拘束させれば気が済むんだ!?

やっぱ駄目だここ。
近いうちに去らないと身を滅ぼしてしまうのが
目に見えている。

昨日は朝7時から夜の9時まで延々と走っていた。
そのかいあって、初めて目標運収を上回ることができた。

帰り、会社近くのコンビニで一服して疲れを癒してると
同じ会社のタクシーがきて一服し始めた。
同僚ちーす(名前知らない)と挨拶して、ちょろっと話したんだがその内容が衝撃だった。

その人は約1ヶ月前に入社したみたいなんだが、すでに成績TOPらしいのだ。
1ヶ月といえば俺より新参だ。
ふふ、先輩としてちょいとレクチャーしてやるかなんて思ったら
いきなり強烈なクロスカウンターをお見舞いされた気分になった。

1日の走行距離200~250km。
12~14時間走り、休憩は1時間前後・・・。
話を聞くとこんな感じで毎日やってるらしく、まさに怪物だと震撼した。
俺はこの日、180km走ってたがそれは今日と明日、2日休みだったことと
金曜日なので客が多いかなと目論んでの事だ。
毎日なんてできるわけない。
しかし、この怪物ルーキーはそれ以上を毎日やっているわけだ。


これからを色々修正しないといけないかもな・・・。

朝勤務の出社時間が1時間早まった。
よって、明日は早朝4時半に起きなければいけない。
いつも通り8時にくると遅刻扱いだよニコッ、と狂気の笑みを
浮かべた上司の顔がまだ脳裏にへばりついている。

俺の心中の緊急速報が鳴り止まない・・・。

5月の給料を貰った。
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今月はケツバットしてたのでちょっと給料差し引かれてるかも
と危惧していたんだがところがどっこい、先月よりも増えていた。

8時の乗務開始と共に速攻で銀行まで車を飛ばす。
全部下ろし終えてホクホクしてたら、4月13日に一緒に講習に行ったおじさん
も下ろしにきて笑ってしまった。

その後、客もそこそこ乗せられ危なっかしい場面もなく
結果的に今日は85点くらいの良い日だったと思う。
点呼時、上司から今日は延長して走ってもいいぞと言われたが
きっちり定時に帰った。
いつも帰るときは挨拶して帰るんだが、今日は何も言わずに立ち去った。
こんないい日に、最後に水を差されるのはご免だからな。

4日間の夜勤が終わった。
だるいとしかいいようがない。
昼2時半に家を出て、帰ってくるのが朝の5時間近。
それから急いで飯、風呂を済ませたら後は寝るだけ。
そしてまた2時半に家を出る・・・。

夜勤務昼勤務共に2部隊あり、1時間ほど時間をずらしてそれぞれ出庫する。
つまり全部で4部隊あるんだが、(1部隊10~20人ほど、日によって違う)
夜昼共に1時間早く出た隊でも帰ってくる時間は一緒ということを知った。
なので早出の隊の方は拘束11時間ということになる。
今回は夕方5時からだったので、俺は深夜3時に終了だなと思い
2時半に会社に戻ったんだが、無線の人に夜勤務は4時上がりなので3時半頃までは
走るように言われた。

まったく、アホらしいな。
求人表には夜勤務は18時~04時しか書いてない。
また嘘求人かよ。嫌になってくる。
憤りからか、また車をコンクリの壁にぶつけて始末書を書かされる始末。
上司の俺の呼び方も‘nito君‘から‘お前‘に変わってしまった。

明日から昼勤務。
体調、すこぶる悪し。

明日から夜勤務となる。
今日は休みだったので、結界的に1、5連休となった。
1日以上連続で休めるのは3月20日以来だ。

はぁ・・・もうこのままずっと休んどきたい。
働かないってほんと最高だな。

後輪のボディーを病院の柵に削ってしまった。

例のごとく、ビデオチェック、始末書・・・
もう嫌だこんな人生。
原因は何か云々・・・。
もうおこさないためには云々・・・。


人を轢き殺すのも時間の問題な気がしてきた・・・。

今日は小学校の遠足を兼ねた体験学習のようなものがあり
その送迎をした。
10数台で向かったので5,60人くらい生徒がいたかな。
ほんと、タクシー会社も色々するよな。
結婚式に祭り、式典や小学生の足にとよりどりみどりだ。

行きの送迎は引率の先生なども乗ってたのでなんでもなかったが
帰りがやばかった。
ALL小学生5人!しかも全員女の子。
この密度は物凄い。
タクシーはバスなんかと違って、乗る人数が多ければ多いほどお得なのは
確かだがこれは詰めすぎだ。(子供5人はギリギリOK)
鼻の頭に汗をかいてる子もおり、1日学習してきて色々歩き回ったのか
汗のような女子小学生の体臭ともいうべき‘香り‘が車内に充満していた。
6月ということもあり、女の子たちはみなもう薄着で
俺は理性を抑えるのに必死だった。
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なんせもう、こんな感じの子たちだったから。
俺は真面目だから何もしなかったけど、そっと太ももを一撫でくらいしても
バチは当たらなかったかもな。

不良老人共を相手にしてから2日、なかなか穏やかな
旅客運送が続いている。
運収は相変わらず低いが特にトラブルもなく、天候も曇りという
快適な運転日和なので体力の消耗も感じない。
まあ、タバコの吸殻を車の中に入れて取り出せなくなったり(昼食事2本吸うので1本目をポケット灰皿に
入れるのが面倒でウインカーの隙間のとこに挟んでたら転げ落ちた)
風邪なのか、多量のローション状鼻水と咳が出てるがまあ大丈夫だろ。

そして今日はチップを1500円もくれた客がいた。
病院に入院してた客を2回ほど乗せたことがあったんだが、その人とこのチップをくれた人が同室だったらしく
退院する際、タクシーを使う時は俺を指名してくれと頼んだらしい。

これぞ人と人との繋がり。絆。
なんだかんだいって、日本もまだ捨てたもんじゃないね。

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