暇だったのでツタヤにアダルトDVDを借りに行った。

ここ最近というかここ数年、俺はエロDVDというものを借りて観賞する
ことがめっきり無くなっていた。
理由は大きく3つある。
まず、齢30を過ぎ色んなものをある程度は観てきたので
エロに耐性ができてしまいちょっとやそっとの代物ではエキサイトしなくなった。
たまに借りる気はなくても、何かいいものあるかなとフワ~っと覗いてみたり
もするんだが大抵似たり寄ったりの内容だなとパッケージを見ると分かってしまう。
次にアダルトは、映画とかよりなぜかレンタル料が若干高いんだよな。
これはツタヤだけなんだろうか?
どう考えてもアダルトよりアクションとかのほうが制作費が高い気がするんだが。
最後にネットの力。いまやネットでちょろっとそれらしい単語なんかを探索したら
いっぱい動画や画像が出てくるからわざわざ借りにいくのが馬鹿らしく思える。
無料だし、一々DVDをウィーンガチャウィーンガチャして取り入れする面倒も
返しにいく必要も無いしな。

そんなわけで足が遠のいてたアダルトコーナーだが
久々に物色してみた。
やっぱりこれといってビンッとくるものはなかったが、ちょっと良さそうなやつを
2本借りることにした。

レジに行くと人が一杯並んでいる。
こりゃちょっと時間掛かるなあと思いつつ列に並んでいると
お客様、こちらのセルフレジが空いていますのでこちらでどうぞ
と、女性の店員が話しかけてきた。
ほうほう、今はこんなものがあるのかと思い、そっちにいってみたんだが
初めてで分からないのでその店員さんにやってもらうことになった。

自分の会員カードを渡して、ピッピッピと店員さんがテンポよく操作していくんだが
DVDを渡し、セルフレジの画面を指してこちらの商品でよろしいですか?と聞かれた時は
両手で顔を覆いたくなった。
俺が借りたエロDVDの2タイトルがモロに表示されていたからだ。
正直俺は、女性店員でも何も照れることなくエロDVDだろうがなんだろうが
借りれるんだが、真横にいて横目でタイトルを指しながら問われるとまるで違うな。
変態・・・という心の声が聞こえてきそうな緊迫感が俺を包んでいた。
実際変態チックなやつだったからな。


一緒にカモフラージュ用の映画でも借りとくべきだった。
勇み足だった。