ワタクシ、コノ日ヲ指折数エテマッテタアルヨ。

昨日は新聞業務の最終日だった。
スマートに終わってくれれば良いと思っていたが
そうはいかず、さっそく朝刊時では新聞が8部も余った。
俺は今、新人さんの配達を後ろから見守る形で付いていってるので
こうなると責任は俺にある。
店に戻り、専業に事情を話すとこっぴどく叱られた。
くそが、やっぱこんな店辞めて正解だった。

時は過ぎ夕刊の配達時刻となった。
夕刊は新人さんでも一人で配達できるようになってたので
俺は集金業務に励む。
しこしこと半券を切り、93%回収まで持ってこれた。
午後6時30分、再び店に戻り金を入金し店長にバイクの鍵を返した。
新聞配達員にとってバイクは相棒みたいなもの。
本当に今日で終わりなんだなという実感が少し湧いてきた。
ちなみにアパートを出るのは2日後で、他の備品はその時渡すので
また店には行かないといけない。

しかしこんな最終業務も匙に過ぎん。
俺はこの日、親切女性さんと食事に行く約束をしていた。
彼女も当然集金をやってるので、お互いはっきりした待ち合わせの
時刻を設定できず、少しすったもんだはあったが午後9時頃にようやく
会うことができウキウキ♪で店に入る。
場所は彼女の家の近くにある鳥貴族という有名な焼き鳥チェーンで
一度行ってみたいなあと思ってたところだった。

考えがなかった事だが、退職日と食事の日が重なってしまったので
お疲れさま的な感じの乾杯となるも、仕事や店の話をしつつ
お酒や焼き鳥を美味しく頬張る。
親切女性さんは結構喋る人で、俺は主にふんふんと聞いてる方なんだけど
店(新聞屋)の内情を色々知ってて少し驚いた。
基本、黙々と配達して終わったらさっさと帰るだけの日々で
店の人と話すのは電話番の時くらいだったからな。

ほ~、と頷きながら注文したイチゴカクテルを飲んでると
彼女が、少し話すのを戸惑ってる様子で話し始めた。
実はとある専業とああぅん、はぁぁん、うふぅぅんな関係になってしまったと。
ゴフッ。
・・・・・ええぇぇ。
そしてこの日、俺と食事に行くと言ったところ凄い怒られたと。
・・・・・ええぇぇ。
酔いがみるみる醒めていくのを感じていた。
と同時に血の気が引くのも。
冷静を取り戻すため、いやぁびっくりですハハとカクテルを一気に飲み干す。
あの専業と?嘘だろ?そうなん?ひえー。
まるで心にビッグバンアタックを食らったような衝撃だった。


まさか最後の最後でこんな事実を知るとはな。
知りたくなかった。知りとうなかった。