人間、誰にでも<我慢の限界>というものがあると思うけど
俺にも当然ある。
俺はそれを我慢限界タンクと見立て、我慢エキスが滴ると限界タンクにポトリポトリと落としていくのを
頭の中に想像してて俺の場合、これは主に労働で発生する。

今日は午後5時から0時までの勤務予定だった。
昨日と相変わらず口やかましい店長に今日もどやされるが
今回はちと度が過ぎていた。
客が一杯居てそれを捌くのに必死にも関わらず、フライヤー(揚げ物)調理を
バックヤードに居る店長に指示されるも追いつかず、詰められ乱暴な口調で
言われ続けていい加減俺もブチ切れた。

コラァァァァァァァ!!!!!!!!!調子乗んなテメェ!!!!!!!!!!!
揚げ物を取るトングを地面に叩き付けて店長に詰め寄る。
いい加減こいつの口攻には限界きた。
グダグダグダグダぬかしやがるクセに、お前は椅子に座って何様のつもりだ!?
揚げ物なんざちょっと椅子からテメェが立ち上がりやりゃいいだろうが!!!
俺の仕事が遅いとか、声が小さいとか、後から入ってきた人より物覚えが悪い
等散々言いやがって。
これまで我慢して、ハイハイと奴隷のように従ってきたが今日で一気に我慢限界タンクが
満タンになった。
思えば一緒にレジに入ってるおばちゃんに、我慢よ頑張ってと言われてたが
なんかそんなこと言われる自体変だよな。

この糞野郎・・・何もかも捨て、傍で丁度揚げあがったホットドックの棒もろとも
喉元に突き刺し殺してやろうかと椅子に座ってるこいつと目をさらさないまま思っていたが
レジ、お客さん待ってるよといわれ正気に戻る。


・・・馬鹿らしい。 
午後6時。
店内に戻るもレジには入らず
更衣室にユニーホームを乱暴に脱ぎ捨て
1人レジに奮闘してるおばちゃんにペコっと頭を下げて店を後にした。