今週末も相変わらず部屋でゴロゴロして過ごしてると
スマホから着信音が。
発信元は以前勤めてた新聞屋の所長だった。
なんと、誕生日だったから(俺の)お祝いと思って
掛けてきたらしい。
今の仕事は順調かとか、店を1つ増やしたというような話をし
電話は切れた。

親にさえおめでとうコール貰ってないというのに
わざわざ半年以上も前に辞めたアルバイト店員に
こうして電話をくれるとは、本当に良い所長さんだ・・・

・・・なんて思うほど、俺は単純ではない。
おそらく従業員がガチで不足してるんだろうな。
只でさえ人出不足だったのに、店が増えたのでそれに拍車が
掛かっているのだと予想される。
この‘店が増える‘というのは新規店ではない。
既存している店がなんらかの理由で経営が難しくなり
よその店に吸収されるような形だ。
今回は俺が以前働いてた店が、どこかの店を吸収したんだろう。
購読者が減り続ける新聞販売業界では珍しいことでないらしい。
そして特に、吸収された側の従業員は
新聞配達自体を辞める人も少なくないようである。


もはや一端の機械派遣工員となってきてる俺。
悪いが力は貸せない。