今週も泊まりに来なかったら別れる。

彼女にそうLINEで告げられ午後5時、土曜出勤が終わった後
くたびれた体を電車に揺らしながら彼女の宅へ向かった。
絹ごし豆腐を扱うように丁重滑らかに、へーそうなんだ
ウンウン、すごいねえと彼女の話を聞いたり
褒めたりしていく内に、彼女の機嫌も軟化してるようにみえた。

が、疲れてるので明日は午前中で帰ると言った途端、豹変する。
(彼)なんでそれ早く言わないの!!?
(俺)えっ?何か予定でもあった?
(彼)そんなんじゃない!言わない事が問題なの!!
(俺)はっ?別に帰る時間なんていつもまちまちだし何か
   問題でも・・・?
(彼)キツツツツツーーーーーーーーーー!!!!!
その後、グダグダとダメ出し罵倒が続く。
いい加減頭に来た。帰・・・電車がもう無い。
しかたないので無視して隣室のベットに潜り込み
ウトウトしてると・・・

あ痛っ!

ふいに、胸元付近に痛烈が走り目を覚ます。
気付くと彼女も隣に寄り添ってたが、どうやら俺の胸元に
思いっきり爪を立てたようだ。
いってて・・・確認するとザクッと3cmほどの傷が出来
血も滲んでいるではないか。


放置した方が悪い、とは彼女の弁。