雪が降った影響で土曜出勤は無くなった。
となると、彼女と約束した〇〇屋へ行く事
相成らん。

・・・・・面倒くせえなぁ。
〇〇屋とは、まあとんかつ屋なんだが
何が楽しくてこんな糞寒い雪降る中遠路はるばる
1時間以上の時間と電車賃を掛け
とんかつを食いに行かなきゃいけないんだ?
そんな疑問と格闘してる間に待ち合わせ時刻、午後6時には
どう急いでも間に合わない時間になっていた。

午後7時15分。待ち合わせ場所に着くと
彼女が鬼のような形相で待っていた。
ごめん、スンマセン、悪かった・・・徹頭徹尾謝るも
ウザイ死ねゴミアスペ等の罵倒をさんざ浴びせられ
彼女の機嫌を治せずとんかつ屋へ。
2人共ロースカツ定食を頼み、えっへっへあ~ビールも飲む?と
ご機嫌を伺うように聞くも無視。
しょうがないのでそれ以上聞かず、ロースカツ定食(2人前)が
テーブルに運ばれ黙々と食べてると

なんでビール頼まないの?
聞いたなら何も言わなくも頼むでしょ普通。


ガカッッッッ!!!全身の血液が頭部に一極集中するのを感じた。
彼女と付き合ってきてこれまで、色々腹立つ事はあった。
色々あったがここまでは前例が無い。
目の前にあるロースカツ定食を一気に平らげ、切り盛りしてる
老夫婦に勘定して足早に店を出ようとすると
まだ食事中だった彼女が、慌てるように後ろから服を引っ張ってきた。

引っ張ってんじゃねえ!!いつまでも調子に乗りやがって
殺すぞテメエ!!!

引っ張ってんじゃねえ!!いつまでも調子に乗りやがって
殺すぞテメエ!!!
引っ張ってんじゃねえ!!いつまでも調子に乗りやがって
殺すぞテメ・・

なんて言えず、結局いつも通り舐犬に従事し週末終了。