朝7時半。今日から一人で配達しろという事で
社バンを置いてある駐車場に連れて行かれ
バイクから車に乗り換え請負先の郵便局へ向かった。
一人で配達といっても、2日間の研修明け初日。
先輩ドライバーの区域の一部の配達を手伝う形だ。

今日付いた先輩ドライバーは王子様といった風体の
推定20代半ばの甘いマスクを持つ物腰柔らかい青年だった。
何個か荷物を渡され、地図と睨めっこし配達に勤しむ。
あっという間に時間はお昼を過ぎ、さて、もう一区配達したら
郵便局へ戻るかと思っていた所、王子から電話が。
今どこですか?早急に戻ってきてください
午前の物腰穏やかだった彼が只ならぬ気配に。
威圧され、郵便局に戻ると一杯の荷物が届いていた。
郵便局は朝、昼、そして夕方と3回に分けて配達する荷物が
送られてくるらしい。
時間を見計らい、その都度帰らないといけないシステムだったようだ。

結局午後7時半に仕事を終え、8時にお家に帰った。