カテゴリ: 新聞配達

昨日は集金の2次締日だった(90%)。

85%までいってたのであと10件ほど回収すれば
90いく計算だ。
まぁそれほどきつい数じゃない。
月末指定の家が7件ほどあるから
それを全部回収しただけでもノルマはほぼ達成だ。
コンビニで肉まんをつまみ2服ほどした後、ゆるりとバイクに跨り
集金を開始した。

ブイ~ン、ピンポーン・・・居ない。ブイ~ン、ピンポーン・・・ここも居ない。
ブイ~ン、ピンポーン・・・おいおい。ブイ~ン、ピンポーン・・・勘弁してくれよ。

この時すでに午後7時間近。
入金は遅くとも8時までに行わなければならず、また8時までなんて俺自身
やりとうない思いがあった。
さっきまでの余裕は、完全に焦りに飲み込まれている。

午後7時30分。
まだ3件しか回収できていない。
こうなったら奥の手、自腹切りを行うか!
駄目だ・・・。財布の中身と釣銭用の金を足しても足りない。


あああ・・・・・

新聞配達には留守止めという制度がある。
文字通り留守にするから、何日~何日まで新聞入れないで
と客から電話があるとその期間は新聞を入れない。

この日は9月の中頃まで留守にするという電話があった。
事務員さんからこの家集金終わってる?と聞かれ、まだそこは取れてないです
と言うと、じゃあ今日取っとかないとまずいかもねと言われ夕刊が終わった
あと集金に向かった。
ったく、今日は休もうかと思ってたのにと思いつつピンポンを鳴らす。
・・・居ない。
集金に向かう前は小雨だった雨が、帰りには土砂降りになっていた。
びしょ濡れである。

もう1回店に戻り、居なかったと報告して家に帰ろうかとすると
何やら張り紙が。
明日の夕刊は普段より1時間早く出勤するようにと書かれてある。
何やらよく分からないが写真撮影などを行うらしい。
これバイトもなんすか?と問うと、そうだよと返答が。


その時、俺の中で何かが完成するのを感じた。
陣



とある家に集金に行った時、ピンポンを鳴らすと子供が出た。
ちっ、と俺は心の中で舌打ちをする。
子供が出た場合大抵、今家に誰も居ませんという返答が返ってくるからだ。

ところがその子供は、はいと言いインターホンを切った。
お、親が居たのかラッキーと、入り口で領収書を切って待ってたら
ガチャリとドアが開き、小学校低学年くらいの子がお札を手に持って現れたではないか。
親が出てくると思い少々面食らったが、金を受け取り半券とおつりを渡すことができた。

おそらく親御さんから、集金が来たらお金を渡しといてと預かってたんだろう。
その気遣いと任務を全うするお子さん、できた家庭だなとえらく感心してしまった。
その前に、指定した時間に行っても居ない糞客やワタシシンブンノコトワカラナイネ
ノーマネー!ノーマネー!とのたまう怪しい外人、集金?あ~自分ちょっと分かんないですww
なんてヘラヘラしながら言ってくる危険ドラッグをキメてそうなゴミニートみたいな輩。
そんなやつらを相手してたから尚そう感じたのかもしれない。


この子は将来、大成するだろうなと思いながら次の集金へと向かった。

休日といっても新聞配達の場合、次の日は早朝から出勤なので
早めに寝なければならず、休んだという気がしない。
ちょっと掃除や買い物をして、飯や風呂を終わらせると
もう寝る時間だ。

休みが欲しい。真の休みが。

寒い!!

冷気ではっと目覚め、時計を見ると午前3時。
ふと下半身を覗くと、おてぃんてぃん丸出しで、傍らに置いてあるコップには
焼酎の飲みかけが残っていた。
昨日、酒を飲みながらしゅっしゅしてる間にいつの間にか寝落ちしてしまったらしい。
それでいてエアコンを切ってなかったから冷え込んだようだ。

17時間労働の弊害。
こんなことやるもんじゃない。
こんなこと続けてたらいずれ命を落としかねない。

今日は疲れた。

午前2時からの朝刊を捌きその後9時まで電話番。
アパートに戻り30分ほどぼーっとしてすぐさま集金を開始する。
とある客から10時頃に集金来てくれという要望があったからだ。
この客は先月、最後付近まで残ってたいわゆる‘ブラック‘な客だ。
ここで取れなきゃまた最後まで粘られることになる。

が、時間通り家に着きピンポンを鳴らすも留守。
玄関を思い切り蹴りつけたい衝動に駆られるも、なんとか正気を保ち
そのまま集金を続けることにした。

今日は日曜日なので夕刊が無い。
おまけに明日は休みなので目一杯集金に励める。
というより、今日目一杯やらないと次のノルマも到底達成できないのだ。

さんさんと照り付けるお日様を、コンビニとスーパーで回避しつつ
午後6時までせっせと半券を切り続けて
月末90%のノルマはクリアできそうな数字まで回収できた。

とはいうものの、心は安堵するに至ってない。
なぜなら不良読者共の回収率は軒並み低いからだ。
日曜日‘という誰しも在宅している確率が高いこの日、絡め手で
回収できるのを期待していたが奴らには平日も週末も関係なかった。
故に不良なんだな。


やはり集金戦の肝は後半か・・・。

集金の際は、事務室のホワイトボードに集金状況が書かれた
紙が張り付けられる。
区域ごとに表になっていて、そこに1日毎に回収%の数字が記入されていく。

初日はいつも30%がノルマとなってるんだが今回、紙を見てぎょっとした。
35%になっとる・・・。
毎月30にさえ届かない俺、35なんていけるわけない。
この時点ですでにやる気は地へ。

午後8時、へとへとで集金を終え店に戻った。
回収率は27%。
表で他の区域の回収状況を見ると、みんな30ないし35%を超えていた。
ボーっと表を眺めてると俺の区域の管理をしてる専業がつかつかと横に並び
30すらいってないのお前だけじゃねーか
つーか俺だったら午前中だけで35超えるぞウェウェww
とほざいてきた。


劣等感と疲れで苛まれてるって時にこの猿は・・・。
バルテック棍棒で頭を潰してやれたらスカッとするだろうな。
バルテック棍棒

7月分の集金がやっと4日ほど前に完了したというのに
今日から8月の集金が始まる。

今から急いで飯を食い、2時間ほど仮眠して11時には再び店に
行って分厚い証券の束を受け取る。
そして夕刊の時間までひたすらピンポンを鳴らし、夕刊の時間が来ると店に戻り
夕刊を配る。
それが終わると集金の再開だ。午後8時近くまでピンポンを鳴らし半券をひたすら
切っていく。

あぁ・・これからの1日を想像しただけでだるい。
まったくもってだるい。
おっと、もうこの‘だるい‘という言葉は使わないと決めたんだった。

これからの1日を想像しただけでみみみ。
まったくもってみみみ。

・・・語尾を伸ばして小動物っぽくしてみようか。

これからの1日を想像しただけでみみみ~。
まったくもってみみみぃ~


心に少し朗らかさが戻った気がする。



最近、配達スピードこそ上がってきてるものの
比例するかのように気怠さも増している。

俺は配達中、いつも‘だりぃ‘とつぶやきながら新聞を配ってるんだけど
少し前までは一配達で10つぶやきくらいだったのに
今では50つぶやきくらいになってる。
300部ほど配達してるので、もはや6ポストに1回は‘だりぃ‘とつぶやいている計算になる。

半ば暗示のようになってるのかもな。
実際だるいんだが、言葉に出すことによりますます強力になってるというか・・・。
こうなると負の連鎖なのでもう‘だりぃ‘と言うのは止めようと思う。
大体、ダという文字自体、濁音で何か攻撃的かつ前向きな感じがしない。

だるい だめ  だせい 打 堕 ダメージ・・・。

もっと明るくポップな響きのする言葉をつぶやいていこう。


ここにきて、自分の配達スピードが上がってる気がする。
2日ほど前、俺はその日諸紙分けという、配達準備前に各配達員の諸紙を
棚に分ける作業を行っていた。
この作業は結構時間が掛かり、いつも配達が遅いと言われている
俺にとっては致命的時間ロスとなる。

諸紙分けが終わり、さらに天候は雨。
まーた専業や所長になんか言われるんだろうなと思いながら
ブンブンにバイクを飛ばして配達してたんだが、配達が半分過ぎたくらいの
ところにあるマンションの時計を見て驚いた。
あら、思ったより時間掛かってない・・・。

今日も土曜でチラシが厚かったが、余裕で6時前には配達を終えた。
もうガタガタ言わせん。

今月も10日に給料が振り込まれた。
IMG_20170817_063010
お、17万超えてるじゃんと少し嬉しくなったが
出勤日数が26日もあり、水道代が引かれてなかったので
この数字になっただけとすぐ気付いた。

そして、先々月から集計している食費嗜好品の消費額はこんな感じだ。
食費:37223
煙草:6890
酒:7322


今月は5万超えてるな。
月日を追うごとにストレスが蓄積されてるのが
数字として浮かび上がってきてる。 
これが7万や8万と膨れ上がる前にさっさと見切りをつけなければならない。

とりあえず、3ヶ月の平均で4~5万掛かると分かった。
この辺で集計は止める事にしよう。めんどいしな。

しかし、こうやってみると一月単位でも湯水のように金は減ってくんだな。
食費嗜好品5万、税金4万、家賃光熱費4万、これら約13万は避けようが無く
確実に減っていくもので、そこから色んな雑費も掛かるし、貯蓄もしようと思うと
俺みたいな安給のとこでしか働けない奴はフルタイムが必須という事になる。


適度に働いて自由を謳歌しつつ、金を貯めるなんてのは非現実的で
ましてや無職で一人暮らしを満喫するなど夢物語なのかもしれない。

長く降り続く雨に電話番、そして残っている集金と、身も心も
疲れ果てている。
癒されたいと思い、久しぶりに訓練校時代の隣の席のかわいこさんにLINEを
送るも既読されずますますへこむ。


オワタ

これから今月は休みが2日しかない。
まだ今日を入れて18日間もあるのに2日しかない。
前半に連休を入れると後半、こんな歪な労働体制になってしまう。
月5日ぽっきりの休みとはかくも厳しいな・・・。


やだねったら~やだね♪♪ やだねったら、やだね~~♪♪♪
東京~~府中市~~のnito次郎~~~~~~~~ぅ ♪

月に1回、新聞の中に古紙袋といって、古くなった新聞を詰める袋を
入れて配達するんだが走ってる途中バラシてしまった。
ドロロロロ~と、地面に新聞の落ちる音が鮮明に聞こえるほど
ものの見事に滑り落ちていた。
天候は小雨で、しかもこの古紙袋があるとビニールでラッピングできないので
無防備の新聞を濡らすまいと非常に焦る。
結局10数部の新聞を犠牲にし、通常より1時間近く掛かってようやく配達をフィニッシュ。

昨日、所長からもう少し配達速度を上げられんかと発破を
かけられたばかりだった。
急いて事を仕損じるとはまさにこの事だ。

俺の働いてる店は、自分たちが扱ってる新聞の事を知らないと
いけないという名目で、従業員にも強制的に新聞を取らせてる。
代金は毎月の給料から差っ引かれてて、ふざけんなって話だが
断って店側からごちゃごちゃ言われるのも面倒だからみんな取ってる
って感じだな。俺もそうだが。

金払ってるので新聞読まないと損なんだが、ほとんど読んでない。
せめてもと思い、暇のある電話番の時だけはパラパラと新聞をめくってるんだが
この前、気になる記事があった。
話題は俺も患ってるアトピーに関するものだ。

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その記事の記者は30代の男性で、幼少期から現在までアトピーを患っている。
彼は学生の頃、フィリピンに留学していてそこではアトピーの人を見たことがなかったし
また自分の病状も今までにないほど良好だったという経験から
アトピーは先進国病じゃないか?という疑惑を抱き再度フィリピンへと渡る。

近年のフィリピンは記者の留学していた10余年前と比べ、GDPが3倍以上も増え
車や高層ビルの数も格段に多くなっていた。
そして、それに比例するかのようにアトピー患者も増加していた。
彼の考えは当たっているともいえたが、同時に落胆もあった。

そんな折、今年に入り新薬が2つも開発されたという情報が入った。
一つはデュピルマブといって、注射を体内に打ち、炎症や痒みを生むたんぱく物質を抑制するというもので
アメリカではすでに使用されており、重度患者の4割に大きな改善があったという。
当局では画期的治療薬と評されているようだ。
もう一つは日本の製薬会社が開発した、同じく注射薬のネモリズマブだ。
こちらも患者の6割が症状の緩和が見られるという。

問題もあって、副作用の有無や治療に掛かる値段が高いという事がある。
ただそれも市場原理が働き、徐々に適正な値になっていくだろう。


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要約するとこんな感じの記事だった。
なんというか希望が湧いてくるね。
お金貯めなくちゃ。

夕刊前、寝ていると店から電話があり、社員会が行われるから
来いと叩き起こされた。
碌な事が無い。ほんと店から電話があるときって禄でもない時ばっかだ。
そして、ほぼ店からしか電話ないので着信音恐怖症ぎみになってる。
毎回気安く鳴らしてんじゃねーぞ糞がっ、と着信拒否したい気持ちを抑え
店へと向かう。

内容はほぼ専業向けの話ばかりで、バイトに関係する事といったら不着回数の
話くらいだった。
プリントに誰々~何件と月ごとに表示されていて今月は多いから気を付けましょう
といった類の話。
後、どっかの店と合併するから部数が増えるようだ。
バイトも仕事が増えるけどその分は今までの
給料の中に入ってるからとサラッと言い放ちやがった。
よく分からないが、仕事は増えるけど給料は据え置きって事か?

ところで、前の自動車製造の派遣ではタックルというミーティングみたいなものがあったが
残業代として給与が発生していた。
ここはどうだろう。この時間、給与は発生しているのだろうか。
たぶんしてないんだろうな。


腹を決めた。



今日は日曜日。
夕刊がないのでこのまま一歩も部屋から出ず過ごすか
残り数件の集金のため外に出るか悩んでいる。


・・・はぁ、行くか

今日は休み。

俺は洗濯を毎日せず、休みの日に近くのコインランドリーで
まとめて洗っている。
今日も洗濯してきた衣類をベランダに干し、煙草を吸いながら
ぼーっとしてると、一匹の緑色の虫が干してるタオルに飛びついてきた。
カナブンだ。

一時眺めてると、何やらカナブンのケツ部分に当たっているタオルが黒く滲み始めた。
何事!?と思い煙草をもみ消して様子を見る。
kusokanabun
なんて奴だ。
洗濯したばっかのタオルに排便しやがった。

配達の時、でかいマンションなどを配ってると色んな虫が廊下に漂着している。
蛍光灯の光に誘い込まれてくるんだな。
そんな時、中にはひっくり返って足をジタバタさせてる虫がチラホラいる。
俺はそんな虫を発見したら正常な体勢に戻してやってたりしていた。
カナブンもまた然り。
鶴の恩返しみたいなこと起きねーかなと。


実際にはこの始末、恩を便で返された。
明日からは一匹残らず踏みつぶしてやると決めた。

昨日は午後8時まで集金に回って不良読者共を
打ち倒してきた。
おかげでなんとか95%のノルマは達成できそうだ。

そして今日は電話番。
毎回ながらこのコンボはきつい。

今日の朝刊時は涼しく、天候さえ曇っていて雨の心配はあったものの
終了まで降ることなく良い配達日和だった。

これで集金電話番紙分けがなく、今の給料のままだったら
もっと続けてもいいんだけどな。
いらん業務が多すぎるんだよ結局。
俺は配達だけをやりたいんだ。

俺は今、月に5日の休みとなっててその内3日だけ
自分の好きな日に休むことが出来る。
まあ前月に予約しとかないといけないんだが。

今月は11、12日に休みの予約を入れた。
その日は、東京コミックマーケットなるものが開催される日であり
そこに足を運ぶためである。
いわゆるコミケと呼ばれるもので、昔からどんなものかと興味があった。
俺はオタクというほどでもないが、漫画やアニメは好きな方なので
東京に来たからには一度は行ってみたいと思ってたんだよな。

この配達集金ノルマ配達集金ノルマという日々に、俺は少々まいっている。
もう本当に仕事の事は一時的にでも忘れ去らないとおかしくなる。
それには部屋に篭っていても駄目だ。なぜって、店から近いしアパートの住人は
全員同僚。そのアパート地下には配達用バイクが置かれおり、年中バイクの音が
ひっきりなしだ。
こんな環境じゃ、休みの日でも休んだ気がしない。


そういう意味では半ば逃避行でもある。
とにかく、ここらで暗く淀んだ心に緑風を注ぎ込まないと・・・。

昨日は日曜日なので夕刊が無く、朝刊が終わるとひと眠りして
集金に向かった。
件数も100件を切っていたので、最初から最後まで回ると
また最初に戻って各家を回る。
時間差があるので、最初に回った留守の家も次回ると帰宅している
場合もあるのだ。
そんな風に一週目30回収、二週目15回収、三週目10回収と
ぐるぐるぐるぐる回って金を集めていく。

そしてまた今日も・・・。

また領収書絡みで怒られた。

昨日休みだったのでその前日に、店に領収書を取りに行かなくても
集金できるように領収書を50枚くらい抜いていた。
休みの日にまで同僚と顔を合わせたくないし、店にも近寄りたくなかったので。
が、それがマズかったらしい

店に呼び出され、事務室で店長から10分ほど説教を食らう。
こいつチンピラっぽい輩のような奴で本当に苦手だ。


本気でこの店辞めようと思う。
近々に。

今日はドラゴンクエスト最新作の発売日だ。

俺は結構ドラクエ好きで8が出た時、確か19歳か20頃だったか
ニートを一時的に脱却してバイトをし、プレステ2とソフトを購入した記憶がある。
その後、再び濃いニートに戻ったのは言うまでもないが、ドラクエは俺を動かす
数少ないコンテンツの一つでもある。

そんなわけで数か月前から発売日には買おうかと思ってたんだが
昨日、7793円で来月10日まで過ごすという決まりを己で敷いたしまった手前
購入は見過ごす事にした。

悶々とする中、集金のノルマがやばいので休日だと言うのに出勤するも
どこも留守ばかり。
おまけに強い雨が降ってきたので数件しか回収できず家に戻った。


やはり冒険の旅に出た方がよかったか・・・

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俺が働いてる店の給料日は毎月10日。
いつも一定の額を貯金して、残りの残額を生活費として引き出してるんだが
今回、その生活費が尽きそうな雰囲気だ。
国民健康保険税の9100円が効いてるな。

今の手持ち、7793円。
酒、煙草のストックは来月10日まで持ちそうだ。
食料品はパック飯8個、魚缶詰2個、レトルトカレー3袋、袋ラーメン4個
乾ソーメン300g、乾パスタ200g、パスタソース3袋の備蓄に
醤油やみりんといった調味料は問題なくある。

己を試す良い機会だ。
この際、この装備で来月の10日まで、約14日間を耐え得るか試してみようと思う。
金は銀行から引き出せばあるが、それは無しだ。


余裕で過ごせるか、なんとかやり過ごせるか、あるいは金を引き出す事になるか
今後の人生において重要な目安となるかもしれない。


今日は電話番だった。

俺は電話番の日はいつにも増してダラダラ配達している。
おまけに終わった後、まっすぐ店に戻らず草むらで一服したりもする。
理由は電話番の時間を少しでも削ってやりたいからだ。
電話番の時間帯は朝刊終了から午前9時までなので
理論的には遅く終われば終わるほど電話番の時間は短く済むってわけ。

そんな感じで今日もやって、店に戻った。
電話番は基本二人一組で行い、バイトの人は専業と共に行う。
不着などあった場合、バイトだけだと家が分からなかったり
するからだと思う。
なので、親切女性さんとは一度もやったことがない。悲しいね。

店では早く配達を終えた専業が、明日の分の広告チラシを並べていた。
電話番といっても他にもやることはあって、上のチラシ整理からゴミ出し
はわき掃除、新聞の片づけなどの雑務もありそれから電話番で事務室に待機となる。

今日の専業は少々口やかましい奴で、お前いつまで配達に時間食ってんだ
こっちは一人でやんないといけないんだぞ、と叱られた。
本当は早く終わってるんだが、本当のことを言うともっと叱られそうなので
サーセンと謝っといた。


こいつとペアの時はもう道草はできないな・・・。

ふぅ・・・今日はしんどかった。
いつもしんどいが、増し増しでしんどかった。

まず遅刻した。俺は目覚まし時計とスマホのアラームを
同時刻にセットして眠りについてるんだが、その2個を持ってしても
目覚める事が出来なかった。
不幸中の幸いか、寸でのとこで自然と目覚め15分遅れで店着。
が、今日に限って久々の雨。
雨の日は新聞をビニールに入れたり、新聞を慎重に積んだりと
手間が掛かる。

何とか準備を終え、さぁやっと出発しようかというところ、新人専業さんに呼ばれる。
なんだろう?と思い行ってみるとバイクが倒れ新聞が四方にばらけていた。
この新人さん、新聞配達自体初めてでまだ慣れてないようだ。
雨の日は直立スタンドを立てて積まないと、ツルツルしたビニールのせいで
新聞が滑り落ちる。
その勢いでバイクも倒れてしまったのだろう。
分かりやすく絵にするとこんな感じに。
倒れ原理
新人さんの新聞も積み直し、ようやく配達に出発すると
何やら見知らぬ新聞があるではないか。
やばい、どさくさに紛れて新人さんの配達する(たぶん)特殊な新聞を持ってきちまった。
店に電話して確認を取ると、やはり新人さんから新聞が足りないという電話があったらしい。
急いで自分の分の配達を終え、電話番をしている専業に事情を説明して事無きを得た。


あともう1枚もカードが加われば
頭の中で何かが炸裂を起こしていたかもしれない。

今日から集金。
午前11時には店に出向いて、この糞暑い中
しこしこと金を集め回らなければいけない。

ついこの前終わったばかりのような気がするが
気のせいか。

配達が終わり、アパートに戻ってポストの中を覗いてみると
チラシの中に埋もれてこんなんがでてきた。
IMG_20170724_175615
俺の現在の身分はアルバイトである。
専業は各種保険に加入できるようだが、バイトはないので
年金等、毎月手取りから自分で払っている。

今回来たのは国民健康保険の納付通知書。
正直、税のことはとんと無頓着なんだが、これからこの国民健康保険税も
毎月支払っていかなければ保険証を取り上げられるようだ。
支払額、8900円。

年金に市民税、そして国民健康保険税と畳みかけるように
襲い掛かってくるな。

東京の夏を絶賛初体験中のこの俺。
コンクリートジャングルと形容されるように、ビルやアスファルトからの
照り返しも相まってるせいか、今まで経験したことのないような暑さを感じている。
まるで空から熱したナイフが無数に降り注いでいるような灼熱だ。

3日ほど前に新しい専業さんが入ったんだが、腕が真っ赤になって
皮がところどころベロりと剥げていた。
おそらく3日間、暑い中を空回りして(させられて)この凶器のような太陽熱に
やられたんだろう。
ある意味労災だよな。

ちなみに俺は常時長袖長ズボンで配達している。
アトピー肌を隠すためでもあるんだけど、この日差しから身を守るためでもある。
無神経な同僚からは、お前何長袖なんて着てんだよウェ~イwwと小馬鹿にされる
こともあるがそんな事にはかまっちゃいられない。


配達する前からすでに汗ダラダラではあるけども・・・。


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