しかし朝刊の後に3時間はこたえるな。
給料減ってもいいからやりたくないぜほんと。
まあ一緒に電話番してる専業から店の情報を色々聞けるので
その辺はためになってるが。
普段の勤務では挨拶くらいしかしないからな。
ただ、訛りがあるので少しずつ治していったほうがいいよと言われた時は
少しカチンときた。
電話での対応も、普通に話してる時も敬語なのにどうやったら訛れるんだよ。
しかもなんか重症っぽく言いやがって。
失礼なやつだ
夕刊の配達が終わり、一杯引っかけながらネットを見てると
携帯に店から電話が掛かってきた。
嫌な予感がする・・・。
案の定、出てみると不着の電話で今日2件もあるから
1件お前が行けという指示だった。
酒飲んでるのにどうすんだよと思い、とりあえず目一杯水を平らげて
店へと向かう。
店に着くと俺の区域担当の専業がいて、不着があった家を指示される。
だが、う~ん、この家確か入れたハズなんだけどなあ
と首をかしげていると
客から電話がくるって事は入れてねえって事だろうが!!!
さっさと届けてこいやボケがっ!!!
と、すごい形相で怒鳴られた。
なんていったらいいんだろう。
まるで人をもう何人も噛み殺してきてる山猿のようだった。
今まで怒られた事は何度かあったが、それでも比較的穏やかな人だったので
思わずヒッ、ヒイッ~と悲鳴を上げそうになりながら店を飛び出した。
はぁ・・・これから夕刊後に酒を飲むこともできない。
何を糧に過ごしていけばいいのか・・・。
今日は休みだった。
前日、夕刊が終わった後、いつもより少し夜更かしして
起きたのは午後1時。
朝刊は明日の午前2時からなので、仮眠を入れると自由時間は正味6時間
といったところか。
明日からに備え、夕食と共に靴底パッドを購入してきた。
一番最後の方にデカイ都営住宅を配るんだが
とあるドアに(朝刊取りました)と、メモが貼ってあった。
この都営住宅は10階建てで配達する新聞が多く、とても抱えながらでは配れない。
そこで1階ごとに数部ずつ、エレベーターを使って脇に置きながら最上階へと
登り上から配っていってる。
その脇に置いてある新聞を自分で取ったようだ。
なんて大胆不敵かつ、新聞に飢えてるんだとその時思ったが
夕刊時、連絡票に遅着の紙が貼ってあった。
確認するとメモが貼ってあったとこからだった。
店長もこの連絡票を見て、もう少し配達スピードを上げろと忠告される。
今は大体午前6時前後に配達が終わってるんだけど
店長が言うには俺の区域は普通なら午前5時半には
終わるハズだから、少し遅い。
あんまり遅くなると新聞を止められる等々。
ほんと時間指定する客腹立つな。
なんでお前らの都合に合わせてこっちが身を削らないといけないんだと。
何件かそういう指定がある家があるんだが、ルートを変更して先に入れたり
しているので手間が掛かるし、時間とのプレッシャーでも疲れちまう。
そんなとこさっさと止まってしまえばいいんだよ。
チラシ入れを含め、4時間休みなしのぶっ通しでひたすら配達して
得るものは労いではなく苦情か。
やれやれだ。
あっちゅうまに休みが終わった。
昨日は本当に休みだったのかと疑問に思うほど。
そんなわけで1日振りに配達開始。
俺が配ってる区域は最後にデカイ都営住宅があるんだけど
ここに着いた時、新聞がぴったり1部余った状態でないといけない。
ここで1部以上余っていたらどっかの家を配り忘れているという事になる。
ちなみに都営住宅の分は中継といって、店の人に車で運んでもらってる。
バイクでは一度に積めないんだな。
で、今日新聞が余った。
はぁ・・・また不着かよ・・・と欝々しながら都営の方を配る。
しっかしなんでこう新聞余るかな・・・あそこも入れたしあそこも入れた。
あそこは・・・あっ!!
早朝6時前の時間帯にも関わらず、思わず叫んでしまった。
みっけたぜ、あの家に間違いない!
急いで都営住宅の分を捌き、ブンブンにバイクを飛ばして
元来た道を引き返す。
ここだ、この家だ。絶対華麗にスルーしたはず・・・。
ポストを覗くとやはり新聞は入っていない。
実は配っていて、家の人がもう取ってるという可能性はあるが
まあ低いだろ。
諦めない事。これが大事。
(ぴんぽーん、)・・・オ~イッ。
その音で飛び起きて時計を見ると午後2時半。
夕刊が店に到着して、みなせっせと新聞をバイクに積んでる時間だ。
やっちまった。
店に来ないので専業(社員の人)が起こしに来たんだな。
スンマセン!!すぐいきますとドア越しに返事して顔も歯も磨かず、2分でアパートを出た。
今回はあまり怒られなかったが、次やっちゃうとどうなるか分からん。
なんかもう面倒くさい。全てが。
訓練目一杯受けて2,3か月ゴロゴロニートするという
当初の計画通りにしときゃよかったと思い直し始めてる・・・。
今日は最悪だった。
雨降りの上にど分厚いチラシ。
朝刊時、新聞配達は配達前にチラシを入れるんだけど(夕刊時は稀にしかない)
雨降りの時は濡れないように薄いビニールでラッピングする。
書誌(スポーツ新聞など)を含めて400部超あるので
このチラシ入れとラッピングだけで1時間弱も掛かってしまう。
結局終わったのが午前8時。
それも糞オッサンに手伝ってもらったにも関わらずだ。
寒さでガチガチと震えながら、もう新聞捨てて部屋に逃げようかなと
2回くらい思った。
今日は休みになった。なんでも、店中がゴタゴタしているらしく
俺の相手をしてられないといった感じだった。
まあ俺の知る所ではないわな。
そんなわけで今日は買い物に勤しんだ。
生活必需品が揃うまで、もう少し時間が掛かるな。
今日の出勤は朝10時。
身支度をして9時55分に家を出た。
俺が手配してもらったアパートから販売所まで徒歩でも
5分掛からない。
こういう状況。こういうのを俺は望んでいたんだ。
さっそく仕事を始めるのかと思ったら違った。
住民票の移しや給料振込用の口座開設、免許証を警察署で
こっち住所に移し替える等の処務をやらなければいけないらしく
地図を渡され行く順番を書いてもらったら、行け!と指示され
強歩で市役所や銀行に向かった。
しかし、まるで見知らぬ土地。
右も左も分からない状態だがなんとか指示された
手続きを終え店に電話を掛ける。
所長が出て、よし次は履歴書と顔写真だ。写真はカッターシャツとネクタイを
して撮れよ、それが終わったら店に~時までに戻ってこいと指示される。
ふざけるな。これから飯食ってちょっと休憩したらすぐ時間きてしまうじゃねーか。
結局、履歴書と写真は用意できず、店に戻ったら所長から色々な誓約書や
労働規則の書類を説明されながら10枚くらいサインしていく。
今日はなんだかんだで、午後6時くらいまで処務を行なっていた。