カテゴリ: 新聞配達

今日は電話番だった。

しかし朝刊の後に3時間はこたえるな。
給料減ってもいいからやりたくないぜほんと。
まあ一緒に電話番してる専業から店の情報を色々聞けるので
その辺はためになってるが。
普段の勤務では挨拶くらいしかしないからな。

ただ、訛りがあるので少しずつ治していったほうがいいよと言われた時は
少しカチンときた。
電話での対応も、普通に話してる時も敬語なのにどうやったら訛れるんだよ。
しかもなんか重症っぽく言いやがって。

失礼なやつだ
             

今日は配達休みだった。

洗濯したり部屋をコロコロで掃除したりして1日が終わった。
朝刊に備え、今から30分後の午後8時には床につかないとな。

休みというより待機といったほうが正しいかもしれない。

昨日の朝刊は推理が当たり不着はなかった。
が、夕刊でまたも数が合わなくなり一度店に戻り新聞を
取ってくるはめに。
なんとか事なきを得たけど、ほんとグラついた配達っぷりだ。

ところで昨日、夕刊前に所長から昼飯を奢ってもらった。
店の近くのうどん屋に入りカウンター席に二人腰かけながら
仕事は慣れた?とか他の従業員とはうまくやってる?など所長が
聞いてきてまぁ、ぼちぼちですねハハと適当に答える。

もう嫌だ。早くうどんすすって帰りたいという思いが充満していたが
昼時なので客が大勢いてなかなか注文した品が来ない。
話は給料の事になり、‘集金‘を今月からやってほしいと言われた。
やっぱりか。なんとなく分かっていた。
こうやって飯を奢ってくれるのも、断りにくい雰囲気を醸し出すため
の演出だということを。
ただでさえ時間が無いと思ってるのに集金までするとなると
キツキツになるのは否めない。


ただ、話の途中で所長が放った俺は店の従業員には月20は全員貰ってほしいんだよ(キリッ
というセリフが気になってはいるが・・・。

また新聞が1部余った。

前のように順路丁をめくりながら、1件1件脳内の配達記憶を探っていく。
この家は入れたか・・・入れたな。この家は・・・入れたはず・・・いや、これは
昨日の記憶か?今日は入れてないかも・・・いや、やっぱ入れた。
ん、・・・もしかしてこの家か・・・。
最後の都営住宅を配ってる間、脳内の記憶をフル活動させて怪しい家を1件発見。
フゥ、危ない危ない。やはりあきらめないことが大事だな。
一安心し都営住宅を配り終えた後、怪しい家へと向かいポストを覗いた。

・・・入っとるが

考察が振り出しに戻った。
一体どこだ!?どこなんだ!!!
まったく見当がつかない。こうなると確実に入れた記憶のある家以外みな
怪しい対象となる。
だが数が多すぎになるので10件前後に絞って1件1件回ることにした。

ここも入ってるここも入ってる・・・。
しらみつぶしにポストをチェックし、とうとう真犯人らしき家をみつけた。
というのも、今日の新聞は入っていないが
昨日の新聞や電気代などの請求が入ったままだったのだ。
まさか今日の朝刊だけ取って、後はほったらかしなんて事しないだろう。
ここで間違いない。ここであってくれ!

配達途中、スポーツ新聞が足りないことに気付いた。

今配ってる新聞は、本紙の他にスポーツ新聞や工業新聞
農業新聞といった諸紙も含まれている。
この諸紙を本紙と間違えて違う家に入れてしまったのかもしれない。
またあの獣のような専業にどやされるのか・・・。
そう思うと憂鬱になったが、最後の都営住宅を配る際新聞の
組み間違いが見つかり事なきを得た。


まったく、綱渡りのような配達模様だ。


何日か前に、光回線の開通工事の確認がきた。
工事日は5月10日以降になるということだった。

それでよろしいですかと問われ、少し思い直す。
電気屋で契約する際、速度が遅いけど料金が安いJcomと
速度が速いけど料金も高い光ぷららを提示された。
結局俺は光ぷららを契約したんだが、掲示板の書き込みを見ると
Jcomでも問題なさそうなんだよな。

そんなわけでとりあえず光の方は保留しておいて
再度電気屋に行き、Jcomの話を聞くことにした。
その結果、TVが地上波BSCS合わせて100ch近く観れるようになることや
工事費も掛からず2年縛りもないということで、Jcomに変えることにした。

そして昨日、業者さんがきて開通の手続きを行った。
ほとんど線をとりつけるだけで工事というほどではなく
説明を含め1時間ほどで帰って行った。
さっそくPS4をオンライン対戦でやってみるが特に問題なし。
ネットの方もスマホのデザリングよりかは若干速度が上がった気がする。


東京に来てそろそろ1か月経つが
初めて‘嬉しい‘という感情を覚えた。
jcom

夕刊の配達が終わり、一杯引っかけながらネットを見てると
携帯に店から電話が掛かってきた。
嫌な予感がする・・・。

案の定、出てみると不着の電話で今日2件もあるから
1件お前が行けという指示だった。
酒飲んでるのにどうすんだよと思い、とりあえず目一杯水を平らげて
店へと向かう。

店に着くと俺の区域担当の専業がいて、不着があった家を指示される。
だが、う~ん、この家確か入れたハズなんだけどなあ
と首をかしげていると

客から電話がくるって事は入れてねえって事だろうが!!!
さっさと届けてこいやボケがっ!!!

と、すごい形相で怒鳴られた。
なんていったらいいんだろう。
まるで人をもう何人も噛み殺してきてる山猿のようだった。
今まで怒られた事は何度かあったが、それでも比較的穏やかな人だったので
思わずヒッ、ヒイッ~と悲鳴を上げそうになりながら店を飛び出した。


はぁ・・・これから夕刊後に酒を飲むこともできない。
何を糧に過ごしていけばいいのか・・・。

不満は尽きないが、ここでいくら嘆いてもしょうがない。
とにかく今日はスピードを重視した。
目をカッと見開き、チラシ入れの段階から意識を覚醒させる。
新聞は大体午前2時頃店に到着するんだが
そこからチラシを入れてバイクに新聞を積むまでに30~40分の
時間を用す。
この配達前の準備だけでも結構な割合の時間を食ってるので
まずここを速くしないとな。

チラシを入れ、新聞を積み終わったらフルスロットルでバイクを走らす。
黄色信号に出くわすと、もっとスピードを出せと煽ってるようだった。

これだけではまだ足りない。
各家に新聞を入れる際、バイクから降りなくても入れれるとこと(壁ポストなど)入れれない
とこがある。
入れれないとこは今までは亀のようにのろのろと歩いて入れていたが
今日は1mでも距離があれば走った。
とにかく走る!走る!走る!!!走る!!!!走る!!!!!走る!!!!!!
しゃにむ
最後の都営住宅も走りきり、やっと配達を終えて
時計を見るとちょうど午前5時半だった。

これで普通なのか・・・。

今日は休みだった。
前日、夕刊が終わった後、いつもより少し夜更かしして
起きたのは午後1時。
朝刊は明日の午前2時からなので、仮眠を入れると自由時間は正味6時間
といったところか。

明日からに備え、夕食と共に靴底パッドを購入してきた。

一番最後の方にデカイ都営住宅を配るんだが
とあるドアに(朝刊取りました)と、メモが貼ってあった。

この都営住宅は10階建てで配達する新聞が多く、とても抱えながらでは配れない。
そこで1階ごとに数部ずつ、エレベーターを使って脇に置きながら最上階へと
登り上から配っていってる。
その脇に置いてある新聞を自分で取ったようだ。

なんて大胆不敵かつ、新聞に飢えてるんだとその時思ったが
夕刊時、連絡票に遅着の紙が貼ってあった。
確認するとメモが貼ってあったとこからだった。

店長もこの連絡票を見て、もう少し配達スピードを上げろと忠告される。
今は大体午前6時前後に配達が終わってるんだけど
店長が言うには俺の区域は普通なら午前5時半には
終わるハズだから、少し遅い。
あんまり遅くなると新聞を止められる等々。

ほんと時間指定する客腹立つな。
なんでお前らの都合に合わせてこっちが身を削らないといけないんだと。
何件かそういう指定がある家があるんだが、ルートを変更して先に入れたり
しているので手間が掛かるし、時間とのプレッシャーでも疲れちまう。
そんなとこさっさと止まってしまえばいいんだよ。


チラシ入れを含め、4時間休みなしのぶっ通しでひたすら配達して
得るものは労いではなく苦情か。
やれやれだ。

はぁ疲れた・・・。

金曜日はチラシが厚くいつもより多少時間が掛かる。
でかいマンションなどでは30部くらい一辺にもっていくことも
あるので腕がプルプルとなる。

明日、土曜日はさらに・・・

訓練校時代の、隣の席のかわいこちゃんからLINEがきた。
東京生活どうですか?と。
最初着信の画面を見た時、夢か幻かと疑ったほど
俺は激しい動揺と興奮を覚えた。

返信したらまた返信が返ってきたので、その後何通かやりとりした。
俺の今の生活や、彼女の体調の事など。
まだ調子は戻らないらしく、就職活動もままならない状態らしい。
そんな状態なのに気遣ってLINE送ってくるなんて、まったくやさしいこだよ。


次は俺から送ってみようかな。
しかし話すネタが思いつかん・・・。

今日、朝刊のチラシ入れをしてると専業が寄ってきて
何やら怒られた。

‘取り置き‘といって、客が留守の間、新聞を取っておいて
戻った時に留守中の数日分を一緒に届けるっていう制度があるんだが
昨日の夕刊時に届けなければいけなかったのに、俺は今日の朝刊時に
届けると思っていた。
結局客から怒りの電話がきたらしく
専業が届けに行って客から文句言われたと
今度は俺が専業に文句を言われる形になった。

ただちょっとカチンときた。
この専業は俺の区域を元々管理していて(専業はみな2~3区域管理してるらしい)
順路丁などもこいつが作成して管理している。。
入りや止めなど逐一順路丁を更新してくれるので、それはありがたいんだが
この‘取り置き‘の家にまだ届けなくていいという印の×が付いてたんだよな。
確かに届け日は夕刊からとなっていて、それを確認しなかったのは悪い。
でも×印を消さなかったオノレは一片も悪くなく俺が全部悪なのか!?
お前だって20%くらいは過失があるだろうが!!!タコ焼きみたいなツラしやがってオイコラ。


と、言いたいのを我慢して配達へと向かったが
ずっとイライラしてた。
誰でもいいから轢き殺してやりたい気分だ。

あっちゅうまに休みが終わった。
昨日は本当に休みだったのかと疑問に思うほど。

そんなわけで1日振りに配達開始。
俺が配ってる区域は最後にデカイ都営住宅があるんだけど
ここに着いた時、新聞がぴったり1部余った状態でないといけない。
ここで1部以上余っていたらどっかの家を配り忘れているという事になる。
ちなみに都営住宅の分は中継といって、店の人に車で運んでもらってる。
バイクでは一度に積めないんだな。

で、今日新聞が余った。
はぁ・・・また不着かよ・・・と欝々しながら都営の方を配る。
しっかしなんでこう新聞余るかな・・・あそこも入れたしあそこも入れた。
あそこは・・・あっ!!
早朝6時前の時間帯にも関わらず、思わず叫んでしまった。
みっけたぜ、あの家に間違いない!

急いで都営住宅の分を捌き、ブンブンにバイクを飛ばして
元来た道を引き返す。
ここだ、この家だ。絶対華麗にスルーしたはず・・・。
ポストを覗くとやはり新聞は入っていない。
実は配っていて、家の人がもう取ってるという可能性はあるが
まあ低いだろ。


諦めない事。これが大事。

給料が振り込まれてた。
IMG_20170410_170539
約5万9千円。
ここの店の給料は毎月10日に支払われるらしく
3月25日からタイムカードを押し始めたので、これは3月の給料
6日分ということになるのか。

ただ、この額には赴任手当の分が入っている。
この地に来るまで飛行機代と電車代、荷物などの送料込みで4万強
掛かってて、その分は全額店側負担という話だったが蓋を開けてみると
2万5千円しか出せないという現実が待っていた。
なので実際の額は3万4千といったところか。
TVの送料だけで1万3千も掛かったので異議はできなかったんだよな。


まあこれはほんのプロローグといったところで問題は来月だ。
来月の給与次第では、今後の身の振り方も考えなければいけない・・・。

今日は初めての電話番だった。

時間は朝刊の配達が終わってから午前9時まで。
仕事内容は、明日のチラシが外に置いてあるのでそれを中に運んだり
余った新聞やチラシの整理、はわき掃除、その合間に電話を受け
留守止めや不着といった客からの要望に対応する。
基本的に2人一組でやる。

ただ、今日は明日が休刊日ということもあり
あまり仕事も無く、事務所で専業(正社員)さんの話を聞いたりしてた。
この人、この道一筋で20年以上働いていて、今いる店でも最古参らしく
色んな話を聞けてタメになった。

どうもこの店は危ういらしい。
売り上げもそうだが、何より人の確保が問題のようだ。
臨配といって、俺が配達を教わった糞ジジイなんかもそれなんだが
臨配を頼む販売店というのは実情、相当な人手不足らしく
そのままズルズルと人がいなくなってしまうケースが多いらしい。
実際、臨配一人を雇うのに掛かるお金は本人と派遣会社、さらには
住むところの家賃や光熱費、雑費などもタダで提供しないといけないので
俺みたいなアルバイトを雇うより3倍近く掛かるらしい。
なので店側としては早く従業員を確保して、とっとと臨配を切りたいようだが
人が来ないのでそれもできないとの事。


話を聞かせてもらい、そんな内情があるなら多少不着してもクビにはならない気がしてきた。
まあ来月の給料額次第ではこちらから出ていく可能性も無くはないけど。
そう思う余裕さえ出てきた。

今日の朝刊は最悪に近かった。

土曜日なのでクソ分厚い新聞に加え途中からの雨。
ラッピングをしてなかったので、テイタという緑のシートが
あるんだけどそれで必死に雨との攻防を繰り広げたが
結局負け戦。
午前7時過ぎに店に戻ると不着が1件、濡れ新聞の交換が2件入っており
ちょうどそれを届けようとしていた専業さんに自分で行くよう任せられる。

幸いにも客はど~も、てな感じで怒ってはなかった。
全身びしょ濡れ状態で行ったので、哀れみを誘い
怒るに怒れなかったのかもしれない。

ここ数日から一人で配達するようになったんだが
毎日のように不着している。

このまま続けばクビになる可能性もある。
せっかくネット契約したのに1ヵ月後の工事が終わったら
サイナラ、なんてとんだお人よしになってしまうのも否めないな。

一体なんでこうも不着してしまうのか。
前も新聞配達してたが、その時はほとんどしなかったんだけどなあ・・・。
酒の飲み過ぎで配達を司る脳の神経が溶けてるのかもしれない。

4月のシフト表をもらった。

じっと眺めていると、ある事に気付く。
俺の休み、明日以外全部休刊日と日曜に入ってるじゃねえか!
これすなわちどういう事か。

新聞配達は日曜は夕刊が無い。
そして休刊日は朝刊が無い。
いうならその日は半日出勤という事になる。
つまり、明日(水曜)以外、半日休みの日と重なって
休みの恩恵を半分しか得られないという事だ。
専業が、新人だからね~しかたないよとほざいていたが
俺の心は怒りでマグマのように煮たってた。

他にも紙分けといって、他の人が配達する新聞を用意したり
朝刊が終わった後の電話当番なんかもあるらしくうんざりしてきた。
これらは月4回もあり、これで同じく月4回ある日曜の夕刊休みが
相殺されてる感じだ。
月5日休みで夕刊も休みとなると結構休めるじゃんウヒヒなんて
思っていたが、現実はそう甘くないな。

チラシを折り込んで、えっせえっせと新聞を積んでいたら

おい、そのバイク俺のだぞと後ろから声を掛けられた。
えっ?と思いよく見ると自分のバイクはその横にあり
違う人のバイクに新聞を積んでいたのだ。
何部積んだ?と問われて、え~あ~と・・・返事に詰まる。

各々が配る新聞の部数は担当区域によって微妙に違う。
なので数を計算してバイクに新聞を積んでいってるんだが
俺がその人のバイクに自分の新聞を積んだせいで、その人の計算が
狂ってしまったわけだ(俺も)。
必死で平謝りして、部数は推測だが間違って積んだ新聞をこっちに
戻してもらった。

その後配達が終わり、新聞が5部ほど余った。
ということは向こうは・・・と思いながら、憂鬱と共に店への帰路につくと
俺に間違って積まれた人が店内にいて、オムライスをシャムシャム食べながら新聞余ったでしょ?
と声を掛けてきた。
なんでも、こうなるのを予測して新聞を多めに持っていってたので
大丈夫だったらしい。
気を付けてねというと再びオムライスを頬張ってた。


優しく機転の利く人で助かったぜ・・・。

(ぴんぽーん、)・・・オ~イッ。

その音で飛び起きて時計を見ると午後2時半。
夕刊が店に到着して、みなせっせと新聞をバイクに積んでる時間だ。
やっちまった。
店に来ないので専業(社員の人)が起こしに来たんだな。
スンマセン!!すぐいきますとドア越しに返事して顔も歯も磨かず、2分でアパートを出た。

今回はあまり怒られなかったが、次やっちゃうとどうなるか分からん。
なんかもう面倒くさい。全てが。
訓練目一杯受けて2,3か月ゴロゴロニートするという
当初の計画通りにしときゃよかったと思い直し始めてる・・・。

今日は最悪だった。

雨降りの上にど分厚いチラシ。
朝刊時、新聞配達は配達前にチラシを入れるんだけど(夕刊時は稀にしかない)
雨降りの時は濡れないように薄いビニールでラッピングする。
書誌(スポーツ新聞など)を含めて400部超あるので
このチラシ入れとラッピングだけで1時間弱も掛かってしまう。

結局終わったのが午前8時。
それも糞オッサンに手伝ってもらったにも関わらずだ。
寒さでガチガチと震えながら、もう新聞捨てて部屋に逃げようかなと
2回くらい思った。

今日の朝刊時、糞オッサンが遅刻してきた。

時間的には10分ほどだったが、社員さんから詰められると
新人(俺)を早く育てたかったので意図的に遅刻した、というような事を
白々しくうそぶいていたので
アンタ委託でこの店きてるんでしょ!
もっとちゃんとしてくださいよ!!とブチ切れられてた。
その後のオッサンは少しショボーンとしていて、口数も少なかった。

こいつが怒られる様は愉快だったが、そう楽観できない自分もいる。
自分も一応絡んでる事だし俺自身、まだ安定した仕事をできていない。
このオッサンのように、俺もいつ怒られるのか分からない状況だからな。

東京に来てから早1週間も過ぎようとしている。
初日と2日目は日用品の買い出しや、従業員登録などの
雑務で出勤は無かったので、本当に勤務しだしたのは
5日前からといっていい。

俺は今相当頭にきている。
何にかというと、この臨配の糞オッサンに。
こいつ、最初の方はわりかしマトモだったんだが段々口調が調子づいてきて
今では態度まででかくなってる。
例えば、新聞配達には順路丁というものがあるんだが
これには各家に新聞を配る順番や記号、特徴などが書かれてあり
新人は最初これを見ながら徐々に覚えていく。
だが、どうしても分からない場所があったので、ここの家どうやっていくんですか?
と聞くと、ああ!?順路丁みりゃわかんだろ!しょうがねえ奴だなと馬鹿にされ
このマンションはどこから配るとはやいですかね?と聞くとああ!?
それくらい自分で考えろ、といった具合に。
とにかく、何か聞いたら何も答えないか、機嫌悪そうに悪態つきながら
今一芯を掴んでない答えを言ってくるので本当にストレスが溜まる。

それでいて、どうでもいいような事はすぐ口出ししてきやがる。
今はだいぶ配達順路も覚えてきたので、俺が一人で配って
糞オッサンはどこかにいってるんだが
ある門付きの家で、そこの門を閉める時ちょっと強く閉めてしまい
ガチャンと音を立ててしまった。
それからしばらく配達を続けてたら、後ろからオッサンがビ~ンとやってきて
お前、今そこの門付きの家の門でかい音立てて閉めたろ。
駄目だろうがあぁ!?と、どこから見てたのかグチグチ言い始めた。
スンマセン、手が滑ってしまってと一応謝るもまだグダグダいってくるので
いい加減ブチ切れて、手が滑ったつってんだろうが!!殺すぞ!!!と怒鳴ったら
手、手が滑ったのか・・そうなのといって
すごすごとどこかに行ってしまった。


本当今まで腰低く、低姿勢で望んでたからな。
向こうがそういう態度とるならこっちも低くなる必要ない。

今日、朝刊夕刊共に不着した。

不着とは新聞を入れ忘れる事で、これをすると
入れ忘れた家から電話が掛かってきて店番をしてる人が
届けることになる。
お客もイライラ、店番の人もイライラ。
新聞配達員としてやっちゃいけないミスなんだよな。

今、見習いとして臨配の人の後についていってるんだけど
それは最初だけで、少し配達が進んだら後は
一部の区域を俺に任せて、臨配の人は別の区域を配達してるいう
スタイルを取ってる。
で、この、俺が配ってる一部の区域で不着がでてるわけだ。


やばいな。

俺が配る区域は今、臨配というスケット的な人に頼んで配っているらしく
店の従業員ではない。
昨日、今日とこの臨配の人の後ろにくっついていく形で
順路を覚えていってる。

俺がこの区域を一通り覚え、独り立ちしたら臨配の人はまた人が足りてない
違う店舗に行きスケットするらしい。

ようやるなと思う。
こっちは一区域覚えるだけでもヒーコラなのに。

今日は休みになった。なんでも、店中がゴタゴタしているらしく
俺の相手をしてられないといった感じだった。
まあ俺の知る所ではないわな。

そんなわけで今日は買い物に勤しんだ。
生活必需品が揃うまで、もう少し時間が掛かるな。

今日の出勤は朝10時。
身支度をして9時55分に家を出た。

俺が手配してもらったアパートから販売所まで徒歩でも
5分掛からない。
こういう状況。こういうのを俺は望んでいたんだ。

さっそく仕事を始めるのかと思ったら違った。
住民票の移しや給料振込用の口座開設、免許証を警察署で
こっち住所に移し替える等の処務をやらなければいけないらしく
地図を渡され行く順番を書いてもらったら、行け!と指示され
強歩で市役所や銀行に向かった。

しかし、まるで見知らぬ土地。
右も左も分からない状態だがなんとか指示された
手続きを終え店に電話を掛ける。
所長が出て、よし次は履歴書と顔写真だ。写真はカッターシャツとネクタイを
して撮れよ、それが終わったら店に~時までに戻ってこいと指示される。
ふざけるな。これから飯食ってちょっと休憩したらすぐ時間きてしまうじゃねーか。

結局、履歴書と写真は用意できず、店に戻ったら所長から色々な誓約書や
労働規則の書類を説明されながら10枚くらいサインしていく。
今日はなんだかんだで、午後6時くらいまで処務を行なっていた。


移動
今日、故郷を捨て東京へと経った。
1時間半ほど空を切り、さらに陸から目的地に向かう。

予定では午後3時頃に到着する予定だったが
ラビリンスな東京の駅で苦戦してしまい、着いたのは午後5時前。
所長が出迎えてくれて、俺が住むアパートを紹介されたあと
ドンキホーテに車で連れて行ってもらい、日用品などを購入。
さらに布団とカッパは入社祝いということで買ってもらった。

アパートに戻り、明日は朝の10時から出勤ということで
所長は帰っていった。
昔、住み込みで行った所はブタ箱のような狭い部屋に
押し込まれ、着いたその日から働かされた記憶がある・・・。


悪くないとこに当たったかも。

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