カテゴリ: コンビニ

仕事が終わり、コンビニの給料が振り込まれてるか確認したら
49722円入ってた。

1月の給料と合わせて8万ちょっと。
耐えがたい屈辱を受けたにも関わらずこんな額で、
ウホっ結構入ってると思った己に対してなんか悔しい。

ふぅ~~、今日も円盤系の鉄の塊をセット×100を
8時間繰り返し終わった。
ロッカーで帰り支度をしながら、ふとスマホを見ると着信が2件。

コンビニ店長と親父からだった。

・・・しばし固まり考える。
10分ほど時間差を置いての着信。
まさか、コンビニから実家の親父に連絡したのか!?
お宅の息子さんが仕事をバックレた上、給料を請求して困ってますとか・・・。
うろ覚えだが履歴書の緊急連絡先に実家の電話番号を書いてたような。

極悪非道の所業。なんつー鬼畜生だ。
そんな事親父に知られたら、ここ数年でちょっとはマシになってきてた俺への信用度
が一気に崩れ去りかねない。
俺は2度も高校を中退しており、サボる事もしょっちゅうでその度に家に電話があったという
過去がある。
30過ぎてまたそんな電話を受けるなんてと親父は落胆し、俺はもはや帰る場所さえ
失うやもしれん。
敵の力量を見誤ったか。

すぐにガクブルで親父に電話を掛ける。
どうする・・・向こうが横暴過ぎた、俺に非はないと懸命に訴えるか・・・。
しかしバックレたことは事実。ああ・・・。
プルルル・・・プルル
おうnitoか、今日椎茸送ったぞ!
えっ?

なんと、俺が実家で仕込んでいた椎茸が生ったので送ったという電話
だったようだ。
ああそうなの、うん、うん、はいはい分かったじゃーねツーツーツー。
コンビニの単語は一文も出てこなかった。
この安心を確実なものにするため、気まずいながら店長にも電話を掛ける。
何コールかで出て、あっさりと明日振り込むという返答が返ってきた。


た、たしゅかった・・・。






ふぅ~~、今日も円盤系の鉄の塊をセット×100を
8時間繰り返し終わった。
ロッカーで帰り支度をしながら、ふとスマホを見ると着信が1件あった。

コンビニからだった。

糞野郎が・・・今さらなんだ?・・・!!
あっ!もしかして給料の振込の電話か?
そういや10日振込だったはずだからな。やるじゃない。
そうなったら善は急げとダッシュで家に戻り
通帳片手に銀行へと向かった。

が、通帳への記入無し。
ショートメールで至急振り込めと店長に送った。

人間、誰にでも<我慢の限界>というものがあると思うけど
俺にも当然ある。
俺はそれを我慢限界タンクと見立て、我慢エキスが滴ると限界タンクにポトリポトリと落としていくのを
頭の中に想像してて俺の場合、これは主に労働で発生する。

今日は午後5時から0時までの勤務予定だった。
昨日と相変わらず口やかましい店長に今日もどやされるが
今回はちと度が過ぎていた。
客が一杯居てそれを捌くのに必死にも関わらず、フライヤー(揚げ物)調理を
バックヤードに居る店長に指示されるも追いつかず、詰められ乱暴な口調で
言われ続けていい加減俺もブチ切れた。

コラァァァァァァァ!!!!!!!!!調子乗んなテメェ!!!!!!!!!!!
揚げ物を取るトングを地面に叩き付けて店長に詰め寄る。
いい加減こいつの口攻には限界きた。
グダグダグダグダぬかしやがるクセに、お前は椅子に座って何様のつもりだ!?
揚げ物なんざちょっと椅子からテメェが立ち上がりやりゃいいだろうが!!!
俺の仕事が遅いとか、声が小さいとか、後から入ってきた人より物覚えが悪い
等散々言いやがって。
これまで我慢して、ハイハイと奴隷のように従ってきたが今日で一気に我慢限界タンクが
満タンになった。
思えば一緒にレジに入ってるおばちゃんに、我慢よ頑張ってと言われてたが
なんかそんなこと言われる自体変だよな。

この糞野郎・・・何もかも捨て、傍で丁度揚げあがったホットドックの棒もろとも
喉元に突き刺し殺してやろうかと椅子に座ってるこいつと目をさらさないまま思っていたが
レジ、お客さん待ってるよといわれ正気に戻る。


・・・馬鹿らしい。 
午後6時。
店内に戻るもレジには入らず
更衣室にユニーホームを乱暴に脱ぎ捨て
1人レジに奮闘してるおばちゃんにペコっと頭を下げて店を後にした。

今日は朝9時から4時間の勤務。
最近姿を見なかった店長が居て、勤務開始早々1月分の給料
約3万5千円を手渡された。
お、結構あるんじゃんとウシシと思ったのも束の間
他のアルバイトさんが一人来てないらしく昼間にも関わらず
俺ともう一人しかアルバイトは居なかった。

コンビニ店員はレジ業務の傍ら、他にも揚げ物を作ったり
届いた商品を検品して並べたり、掃除したりゴミを出したり
やることが色々ある。
レジに客が並んでたら当然すっとんでいかなければ
ならないんだが、この店は弁当などが置いてある場所がレジ場所と
大分離れていて視覚的に並んでても分からない。

こっちも仕事してるのに、客の気配を気で察しろとか
サイヤ人か俺は。
それでいて仕事が遅いとか客の目の前でデカイ声でほざき説教
しやがるからたまったもんじゃない。
ほんとこの口やかましい店長と一緒になるとどっと疲れる。


時間は4時間だが、10時間くらい働いた気分に陥った。

今日も22時~2時までの勤務。
深夜先輩と一緒だった。

いつものようにレジの傍らフライヤー清掃
品出しをこなし息つく間もなくあっという間に4時間が過ぎ去る。
本当に忙しいコンビニ業務って。
というか、昼間より夜中の方が忙しいように思う。

俺は今、とれーにんぐ中ということもあり、ましてや時間の融通が利く
フリーターという身分で入ってるので昼夜構わずシフトを入れられてる。
昼は客こそ夜中より多いが、店に入ってるスタッフも3~4人居るので
なんだかんだで作業が分担されきつくないんだな。

この店は22時から2人体制となり、2時から早朝の6時まで一人体制となるようだ。
俺はその任を3月から始めることになるが、果たして務められるのか
危うさを感じている・・・。

日曜~月曜にかけての夜勤は仕事が多いらしく
今日は深夜先輩Ⅱと、深夜先輩Ⅲも加えた3人体制だった。

深夜先輩Ⅲは俺よりちょっと前に入った学生さんということだったが
大分手慣れていて色々深夜業務の事を教わった。
ところで、彼は20時から仕事に入ってて(俺は22時)、午前1時を回っても
休憩に入るそぶりを見せなかった。
休憩しないの?と聞くと、いや後1時間で上がりだからいいと言う。


どいつもこいつもタフだなほんと。

今日も22時~2時までの夜勤。
昨日と同じく深夜先輩Ⅱとのペアだった。

彼は淡々としてるというか、素っ気ない感じで
分からない事があれば普通に教えてくれるけどそれ以外はノータッチ
俺にはなんの興味もないよという風に自分の仕事をこなしてる。

少し寂しい気もするが、店長や深夜先輩とやるよりは全然気持ち良く勤務できる。
多分深夜先輩Ⅱは俺より年下っぽいので、気を使って余りゴチャゴチャ
言わないんだと思う。
レジとかの手際をみてると俺の1,75倍くらい速く、ベテランの域に達してる
のが伺いしれるし、内心ではイライラしてるのかもしれないが‘齢‘がディフェンダー
となっていて、逆に店長や深夜先輩は俺より大分年上だからディフェンダーが無く
生意気な事も平気で言ってくる。


そう考えると齢をとるのもそう悪くないと思った。

22時から2時までの夜勤だった。

今宵は深夜先輩じゃなく初めて会う別の人だった。
22時からの業務はレジをやりつつ、フライヤー(揚げ物)全般の
洗い物から始まる。
深夜になると揚げ物は作らないので、せっせと油を抜いたり容器を
洗って片付けるのだ。
他にも廃棄といって、作って数時間経った揚げ物や肉まん等をバンバン捨てていく
作業もある。
ほんともったいない事してるよな。
これを1日に何回も、数多くあるコンビニがやってるんだから
一体どんだけの家畜が余残に殺されてるんだろうと憂う暇もなく
次々と客が来て対応に追われる。

午前2時。
この辺の時間帯になると客もあまりこなくなり
トラックで店内に運ばれてきてる商品の陳列が主となる。
パンの品出しがまだ残っていたが、上がっていいといわれ
上がることにする。
22時から俺と初めて会った深夜先輩Ⅱとの2人体制だったが
会話がほとんど無かったので、帰り際
いつ頃休憩するんですか?と聞いてみた。
彼は今日6時までの勤務で、いずれ俺がそれをやらないといけない
のもあり気になってた。


が、そんなものないと素っ気ない返事が返ってきて
そっすか、とそれ以上何も聞けず店を後にした。

薄毛治療のため、新宿にあるクリニックに行った。
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今回で2回目の来訪だが、この日は特に頭髪のチェック等もなく
内服薬の購入とちょっとしたアドバイスの5分ほどで終わった。
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しかし16200円か・・・。
これが毎月掛かるとなると気が重くなる。

1月はもちろん2月も赤字、支出が収入を上回るだろう。
この現状は俺の怠惰な行動の結果だけど
コンビニは誤算だった。
週5日、22時から6時までという条件で入ったにも関わらず
今現在、曜日時間もぐちゃぐちゃなシフトで入れられており、堪らんし貯まらん。

とにかく3月だ。
3月からは上の条件で働くことになると思うので
それまで辛抱耐えるしかない。

夜勤。
今回は店長とじゃなく、1月31日に一緒に勤務して以来の
深夜先輩とだった。

前回はちょっと横柄な態度だなぁと思いつつも色々仕事を教えてくれたり
して、店長からクセがあると聞かされてたがこんなもんかと思ってた。
しかし今日は横柄さに拍車が掛かっており、終始イラついてる雰囲気を醸し出し
ネチネチと嫌みを言われっぱなしだった。

何事も言い方、伝え方だ。
丁寧にソフトに接してくれれば、教わる方もハイ!と真剣に聞くし
逆に乱暴で粗暴に扱われれば怒りで素直に聞けないし頭にも入らない。
少なくとも俺はそういう人間だ。

午前2までの勤務だったが
20時から勤務に入り、午前1時を過ぎても休憩が無かったので
深夜先輩に15分休憩してもいいかと言った。
こいつはその時、なんか顔なじみ?の客と10分以上もレジ越しに喋ってて
ほとんど仕事してなかったので俺にも休む権利があると思ったからだ。
いいけどそこの陳列が終わるまで帰れないよ?という声を無視し、ユニーホームを
脱ぎ捨て外に出た。
外で一服し、はぁやってらんねえよと思いつつ15分後再び勤務に戻る。
商品の陳列をやってると同じく陳列をやっている深夜先輩に
オイ、お前帰ってきたら俺に帰ってきたと言えよ。
そんなの社会人としての常識だろ、とお客さんを間挟んだ状態で言われる。



ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビビ
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキン!!!
俺のこめかみにある無数の血管が、音を立てて膨れ上がるのを感じた。
こいつの横柄な態度、そして客がいる状況でこんなふざけたセリフを
吐かれた事に対しての爆発を抑えるかのように。

はぁあぁぁ・・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー

今日は21時~2時までの5時間勤務。

のはずだったが、2時45分まで延びた。
この5時間45分の間、レジやフライヤー(揚げ物容器)の洗い物
商品の検品陳列に追われ、休憩なし。
トイレも行ってないし、煙草はおろか水一滴すら飲んでない。

おまけにまた、22時30分頃店長に声が出てないと言われ
初日に貰った労働マニュアルを、スタッフルームから一番奥のレジに居る
俺まで聞こえるように読めと言われ朗読させられる。

お客様が気持ちよく買い物するには~~!!
一緒に働くスタッフの仲間と仲良くして~~!!

なんだ?という風にレジから覗き込む客もいて
とめどない羞恥心が溢れ出してくる。
そして怒りも。


ふざけやがって・・・

今日は‘恵方巻‘なる食べ物が一杯売り出されてて
帰り際、700円分くらいの恵方巻を貰った。

これまでも、たまにこうやってコンビニの商品を貰ってるんだが
これは賞味期限が切れた廃棄品ではなく
店長が自腹で購入して、店の従業員に差し入れみたいな形で
渡しているようだ。

小売業は、店の商品を従業員に買わせる悪習がそこかしこに
溢れてると思うが(俺も新聞配達の時は新聞代を取られてた)
ここはまるで逆の良習だ。

このコンビニで働き始め2週間。
色々不満は溢れ出してはいるが
こういうところは評価している。

今月の20日から始まったコンビニ店員ライフ。
俺は深夜(22時~6時)帯の勤務を希望して入ったんだが
蓋を開けてみれば日中の勤務ばかり。
昨日、やっと2回目の深夜勤務を行なった。

この深夜帯(22時~6時)をやってる人が2月いっぱいで辞めるらしく
その後釜という形で俺は働く事になるらしい。
なので2月もおそらく今のような不規則勤務形態になんだろう。

店長から、この深夜帯(22時~6時)をやってる人は少々クセがある人なので
一緒に働くと君はくじけるかもしれんと言われてて、アンタもたいがいだろ
と思いつつも少々不安はあった。
しかし深夜勤務を希望してる俺には避けては通れない壁。
クセ、アクあろうが仕事を覚えるにはその人に学ぶしかないのである。

そんなワケで昨日初めて一緒に勤務した深夜帯の先輩。
深夜は店員が2人しか居ないからテキパキするようにと釘を刺され
傍から見てもテキパキしてて
ダラダラチンタラやってる俺に急げと言いつつ、イラついてる様子を醸し出してた。

うぜえな・・・としこしこレジ業務等をこなしてると
深夜先輩の方に居た客が

もう少し落ち着いて対応してくれませんか?

と、ボソッとつぶやいて去っていった。


ざまぁぁぁぁぁっぁぁぁあぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁあっ~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ひゃうひゃう

今日は午後10時から午前2時までの勤務。

しかし研修中とはいえ、こうも勤務労働時間がバラバラだと
寝る時間や食事の時間、すべてが狂ってきていかん。

今は基本、勤務時間の4,5時間前に起きてしまってるが
迫りくる労働を思うとそわそわして落ち着かなく
4,5時間という自由時間も、どこかせわしく感じてしまう。


完全にペースを持っていかれてるな・・・。

今日は休みだった。

はぁ・・・それにしても毎日憂鬱だ。
毎日が憂鬱となっている。
思ったよりコンビニ業務って大変だ。
過去にもコンビニで働いた事はあったが、1日でバックレてるし
家から近いってだけで安易に応募したのは失敗だった。
こりゃ二の舞踏む結果となるかもなあ。

あの頃より齢を重ね、少しは社会にも揉まれて適応力が付いたような
気もしていたが、根本的な部分は変わってないと気付いた。


はぁ・・・だりぃ。



今日は午後5時からの出勤だった。
俺は時給が高い、22時から翌6時までを希望してたんだが
研修中ということで適当な時間に入れられまくってる。
まあぺーぺーだからな。言う通りするしかない。

午後4時、あー行きたくねえと頭を抱えてると電話が鳴った。
電話に出ると店からで店長だった。
今日4時からシフト入ってるけどどうしたの?と告げられえっ?となる。
いや、今日は5時からじゃないんですか?前もってそう聞いてますよ
と返すと、ああそうだったか、じゃあ4時半に来てと言われ電話が切れる。

なんなんだよクソッと思いつつ、急いで準備をし店へと向かう。
店に着くとさっそくレジや商品の補充にや~っと4時間勤しんで
午後8時半、急に上がりとなった。
昨日、電話を無視したことは何も問われる事もなかったし
店長も特にうざくなかったのでその辺はほっとした。


しかし、今は右も左も分からない未体験ゾーンな感じでやってるので
言われた事をハイ、ハイと聞いてやっていくしかない。
厳しく心苦しくもある状況だが今しばらく伏せて勝機を待つしかない。

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昨日昼頃から今日明け方まで、関東を中心に降った雪はすごかったな。
新聞配達をしてる時、何年か前にも大雪になった話を聞いていて
その時は配達がえらく大変だったらしい。
親切女性に大丈夫ですか~!とメールしたが返信は無い。
寂しいな。

ところで、俺は今日休みだったんだが
昨日の仕事上がりの際、店長からもしかしたら今日出勤してもらうかも
しれないと言われていた。
どうもコンビニのアルバイト員というのは突発的に休む奴が多々いるらしく
この日のシフトは特にそういう奴らが多いという事だった。
もし出勤になった場合電話するから空けといてねと言われたものの
まぁないだろうと踏んでいた。

午前10時、2日間の研修勤務ですっかり生活リズムが乱れた俺は
布団に潜りアニメを観ながらまどろんでいた。
さてそろそろ寝ようかとTVを消そうとすると
テンテンテンッ~♪♪という不快な着信音がスマホから響いてきた。
あぁ!?と思い、発信源をみるとコンビニからだ。

テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪
テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪
テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪テンテンテンッ~♪♪テンテンテ・・・・・・。
・・・よし、寝るか。
キリッ

コンビニ勤務2日目。
この日は21時~午前3時半の勤務予定だった。

21時、スタッフルームに居る店長に挨拶し、ユニホームに着替え
さっそくレジへと入る。
レジにはもう一人若い女の子が居て、その人に色々教えてもらいながら
業務を進める。
昨日もだがいうて店長にはほとんど何も教えて貰えず、一緒にレジに入ってる
人に助けを求めながらやっている。
公共料金の支払いやカードでの支払いになると、操作の手順が分からず
あべこべになるがマニュアルなんて物はない。
やって覚えるしかない感じだ。
22時、若い女の子も退勤し、今度は店長と2人体勢になった。
この店長、面接の時と昨日の勤務初日こそ物腰穏やかな雰囲気を醸し出していたが
今日は本当にうざかった。
うざいとしか言いようがないくらいうざかった。
なんというか、全てが上から目線というか、まるで俺が何か月何年も
この仕事をやってるのを
前提かのように間違いを指摘してくるのだ。
まったく参った。

齢は俺より一回り上と聞いてたが、ホストみたいなルックスかつ
革靴とか履いて髪も長く、なんかコンビニの人っぽくないなあと初日から思ってた。
商品を棚に並べる陳列作業を一緒にした際、彼は商品の陳列に美学と独自の哲学を
持ってるようで、この陳列は美しくない、こんなんじゃ売れないといいつつ
イチゴをホイップで包んだ‘イチゴサンドイッチ‘を女性に見立てながら
これをどうやったらより売れるようにするかと説いてきた。
う~んと首を傾げたが、レタスサンドの間に置くのが色が映えるので正解らしい。
レタスの緑色でイチゴの赤色が際立ち、手に取るといってたが良く分かんねえ。

とにかく何事もセンスが大事と、商品の位置を並び替え
これで完璧、明日はこの棚の廃品(売れ残り)はないと豪語しながら
その後も陳列を続け、商品を女、客を男
それの仲介役がコンビニスタッフという独自の理論を
展開し、ほほ~と頷きつつも適当な鈍器が傍にあったなら
頭をかち割って脳味噌を飛散させてやりたい思いを必死で堪えつつ
聞いていた。

時は経ち午前4時、前日の話では午前3時半でこの日の勤務は終了予定のはずだったが
なぜかここで‘30分の休憩‘を取らされる。
午前5時過ぎ、レジ業務時にポイントカード使用時のちょっとしたトラブルがあり
声が小さいのが原因だと切れられ、発声練習紛いの事をやり
午前6時に勤務終了。

なんじゃこりゃ。

勤務初日。
今日は午後1時から研修という事で、キンチョー感を帯びつつ
職場へと向かった。

今回、俺が応募した仕事はコンビニエンスストア店員である。
そして無論、アルバイトである。
店に着いてスタッフルームに行き、店長にユニホームを授かると
それに着替えさっそくレジへ。

え!?と思ったが、ここでは‘習うより慣れろ‘を方針としているそうで
ほとんど説明もなく空いてるレジへと立たされた。
一応、横には店長が居て、袋詰めなどをしてくれたりするが、10分も経たずに
どこか行ってしまった。
その間も客は来て普通と違う支払い、パスモ?や公共料金の支払いなどの際
どうしていいか分からずオロオロして隣でレジやってる人に聞く始末。
その後、店長が戻ってきて、次は商品の補充作業へと移る。
段ボールに入ってるドリンクをバックヤードから冷蔵棚へと移していく作業だ。

それもなんとか終わり、午後5時頃再びレジ業務を再開。
イラッシャイマセー・・・声が小さい!
イラッシャイマセー!・・・そんな感じ!でももっと大きく!


午後6時、この日の研修は終わった。
肉体的疲労はそうないが、精神的疲労は中々である。

このところの畳みかけるような出費に不安を覚えた俺は
気が付くと求人に応募していた。

ピッポッパ・・・トゥルルルル。
電話が繋がり、まだ募集してるのか尋ねると募集しており
さっそく今日面接という運びになったので、急いでスピード写真を撮り
履歴書を書いて店へと向かった。

店に着くと、スタッフルームに通され履歴書を見ながら
色々話される。
ハイ、ハイと頷きながら話を聞いていたが、次第に俺の経歴から
給与や仕事内容について話はシフトしていった。
おや?この流れは・・・もしや・・・採用?
勘は当たっていたようでさっそく明日から入る事になった。

まさかこんな覇気の無い、まだ肩までニート気分でいる俺を即決してくれるなんて
実は予想してなかった。
とりあえず面接とか受けて、ボチボチ下界に慣れていくかと思ってたくらいだからな。
少し戸惑いもあるが、まあやってみるか。



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