カテゴリ: ニート

一向に今後についての目標、指標のようなものが定まらない。
このまま今年もアボカドを見守るか?その間仕事するかしないか
株投資の方向性、もうすぐ40歳かぁオジサンだなぁ・・・。

様々な思惑、思考が壁のように佇み動けないでいる。
そんな現実から逃避するかの如くまた酒とゲームとようつべで
只それだけで一週間が過ぎてしまった。
というかすでに3月に突入していた。

バイクで街を走ってると、何やら大きなバッグを背負った
自転車を見掛けた。
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あれウーバーイーツの配達員かぁ。
4年前、東京に居た頃注文した事があったがあの頃はまだ大都市と
その近郊くらいしか展開して無かったが、今や地方都市にも
拡大してるんだな。

ウーバーイーツ、再び利用してみようかなと少し検討している。
今度は注文者ではなく配達員として。
障害年金3級だけの収入じゃ心許ない、かといってフルタイムで働くなんて
もっての外、バイトも履歴書書いたり面接したりとか、働く以前に萎える
事案をこなさないといけない。
それに比べ、このウーバーイーツは登録だけ?で出来るみたいだし
何より働きたくない時は働かなくて良いというのが良いよな。

ちょっと調べてみるか・・・

今日は2月の15日。お待ちかねの年金支給日だ。
前年の12月、初めて支給されたが数ヶ月分という事もあり
額が多かったのだが今回は正規の2ヶ月分、9万9384円が降りこまれていた。

はぁ・・・しかしなんというか働かなくても金が頂けるとなると
様々な意欲が失せるな。
闇金ウシジマ君という漫画で安楽死認めて欲しいと言ってた
なまぽ君の気持ちも今では分からんでもない。


あれ、今日って水曜だっけ?木曜だったかな?とふと思い
曜日を確認すると土曜だった。
今週はずっと雨模様で肌寒く、いつにも増して外に出る気分になれないので
ようつべを垂れ流し観てるんだが、400日間洞窟に閉じこもる実験をした人が
外に出た時まだ300日くらいしか経ってないと感じたようだ。

もしかするとこれと同じような感覚なのかもしれない。
暗黒の海を漂う難破船に揺られてるような毎日だ。

重度のなにもしたくない症候群に陥っている。

昨年こそ、年が明けたらビシッとしようなんて思ってたが
相変わらず10~12時間睡眠は治まらず、アボカドへの情熱も
冷害とかで下降の一途。
こうなると思考は底へ底へと沈んでいき、何故俺は地元に戻ってきてしまったんだ
東京で厳しい彼女とアクセク生きていく、そんな人生も良かったんじゃないか。
そんな人生が良かったんじゃと後悔の念が止まらない。
今更そんな事を思っても遅く、もはや彼女は遠い存在となり
また、東京に出てアクセク働くほどの気力や活力はここ数年のぬるま湯実家生活で
失われ老いさばらえた。

俺はこれからどう生きていけばいいんだ。
人生という航海が再び暗礁に乗り上げている。

恐れていた週末が訪れた。

土曜の夜に襲来するという事で土曜の午前中に家を出た。
くだんの連中は日曜には帰る。一泊どこかの宿にでも泊まり
やり過ごせば問題無い。
市内を軽トラで周り、安そうな宿を訪ねる・・・がどこも満員。
くそっ、一泊とはいえ予約しとくべきだったか。
そんなに賑わってる街ではないんだが、やはり週末はそれなりに
人の往来があるんだろうな。

5、6件ほど尋ねた所でだんだん嫌になってきた。
旅行ならともかく、なんでこんな苦労して、只時間をやり過ごすのに
一泊4000円とか5000円も支払うのかと。
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結局、1つの選択肢として頭の中にあった旧家へ。
押し入れにあった、多分何年も干しも洗いもしてない布団と毛布を引っ張り出し
座敷に敷く。これで一晩乗り切る準備は整った。
ちなみに旧家はガスは撤去してるが水道電気は未だ契約している。
といっても浄化槽という、水を綺麗にするタンクが老朽化しており
清掃に約40万も掛かるようなのでしてない。
つまり水は飲めないし風呂も入れないが1晩くらいなら我慢しようと
自分に言い聞かせ床に就いた。

そして難が去り(親戚が帰った)日曜夜の今、新家の自室でこれを書いている。
最高だ。やはり自分の部屋は最高だ。大型TVにPC、ふかふかの布団。
そう思うと同時に今回の件で旧家の活用も考え始めた。
また親戚が泊まりにきたらとか、将来起こりえる南海トラフによる避難。
アボカド畑もこっちの旧家のほうが断然近いし、そうなると
この旧家も残し管理していくのもアリなんじゃないかと。

難しい問題だ。

障害年金の支給が決定したとはいえ、この不況下の中
このままニートを続けていては持たない。
てことで最近、ちょっとした仕事を始めた。
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依頼を受け、汚れた家や車などを高圧洗浄機で綺麗にする
仕事だ。慣れない作業で最初は戸惑ったが今となっては
大分慣れてきた。

まぁ現実世界では無く、ゲーム内で働いてるんだけどな。
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俺はPS4の定額サービスに入ってて、毎月2~3本のソフトを
サービス価格でプレイできる。
今月12月のソフトの内の1本がこのPOWERWASHというゲームだ。
タイトル画面・・・なんかつまんなそー。概要を見ると高圧洗浄機を使って
色んな物を掃除していくゲームとある。
なんだよ掃除するゲームって。こんなん完全にくそゲーだろ。
年間6800円も払ってるのにこんなロクでもないゲーム配信しやがって。
しかし暇だからやるか。

・・・・・本当に掃除、というか水を噴射しかしないゲームだ。
だが、なんというか、つまらなくはないというか悪くはない。
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最初は汚れてみすぼらしい車や家が徐々に綺麗になっていく様は
やり甲斐を生み出す。左側に洗浄具合を示すパーセンテージがあるんだが
これが100%になると掃除完了。お金が貰え、洗浄液や新しいノズルなどが
買えたりする。
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このなんともした育成感もまた良い。
掃除の時間制限なんてないし、やってればいつかは終わるんだが
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汚れは隅々まで落とさないと完了にはならず、中にはうつ伏せになり
階段の縁といった細かいところまで目を配らないといけない
シビアな面もあるのはある。

しかしなんだ、やれ銃で撃ちまくったり剣や槍を振り回して
魔王と戦ったり、そんな慌ただしいゲームばかりやってたが
こんなゲームこそ俺が求めていた真のゲームなのかもしれない。

この所、前回書いたようにゲームかネットかサブスクしかしてない。
夏は雑草が生えるので暑かろうが、半ば強制労働のように
畑へ出向いていた。
しかし今は冬。雑草は生えないし虫食いなどのチェックも夏はしてたが
これも冬なので虫たちも大人しいもんだ。
障害年金支給が決まったのも大きい。以来、ふんわりとした浮遊感が
心の中に漂っていてる。
別にアボカドが成功しなくても食ってけるなという安心、あるいは慢心が
生まれつつある。

詰る所、毎日ダラッとしている。

14日に契約した外壁塗装だが今日、早くも家の周りに足場を組んだ。
この足場を組み立てた人達は14日に契約したPGSではなく
外注の業者さんで、明日からPGSの塗装が来るとのこと。

午後から来たんだが夕方には帰っていった。
少しだけ外に出て作業してる様子を見てたんだが
この暑い中ぶっとい鉄柱を家の周りに手際よくガンガン組んでいく様は圧巻だ。
間近で見るザ・ガテン系の体力と技術に、俺には絶対無理だと思いながら
冷房の効いた部屋でゲームしてた。

数日前、家の外壁塗装の営業が来た。
母親が仕事で留守だったのでその場は自宅警備員の俺が
チラシだけ受け取り帰ったんだが後日また来て母親と話したようだ。
外壁塗装はいずれやらないとと、生前この家を購入した親父も言ってたため
見積もりなどを依頼する運びとなり今日、俺と母親の2人で立ち会い話を聞く事に。

話を聞き検討するだけの予定だったんだが結果的には施工が決まった。
PGSという会社で光触媒という比較的新しい外壁塗装をしているらしく
今全国展開をめざし各地を訪問してるようだ。
俺が住んでる街も施工中の家が何軒かあるらしく、足場をそのまま持ってこられ
その際に付ける飛散防止ネットに会社の広告を貼らせるなどを条件に標準価格より
大分値が下がったのと、足場の事情があるため今この場で決めてくれと
迫られたのが大きいだろう。

大分値が下がったといっても総額120万。
勿論金は全部母親が払い、俺はビタ一文出さないんだが
大金が動くにも関わらず、良く言えばスピーディー悪く言えば
強行な商談成立に少し胸がざわついている・・・。

俺は今、亡き親父が遺した新家に住んでいるんだが
以前住んでた旧家の状態がやばい
元々親父はこの旧家を解体する予定で、ボチボチ家の片付けなどを
しようとしてた矢先に病気が発覚し、その後やる気を無くして
逝ってしまった。
なので今は母親と2人でチコチコと家の中の物を処分しているが
中々しんどい。
昭和田舎の家の典型というのか、家自体やたらでかくて物が一杯なのだ。
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物置小屋にある婆ちゃん作成のらっきょう漬けや何やら臭い液体が入った瓶。
こんな、どう処分すればいいか分からないのも至る所にある。
家の中には本棚やタンスといった大物も控えてるし困ったもんだ。

アボカド場の管理に、病歴・就労状況等申立書の作成もある(まだ一文字も書いてない)。
しかも1日12時間くらい寝てしまうので
ニートなのにフルタイムで働いてる時より時間に追い立てられてる気分だ。

俺は長年ニートをやってて、まあ今もニートなんだけど
そのせいで家族のアッシー役をよくやらせられてきた。
婆ちゃんの病院の送迎、親の飲み会の送り迎いなど。

今現在奇しくもニート、しかも母親と2人暮らしなので
またボチボチ送迎を頼まれ始めたんだがいい加減嫌になってきた。
俺はお前のお抱え運転手かと。ニートで人付き合いも無く
家でゴロゴロしてるのを見知ってるせいか、こちらの都合なんてお構いなしだ。
そんな積年の不満もあり、今後はタクシーで行けとピシャリ。
で、帰ってきたらタクシー代が高いだの家族なんだからもっと助け合ってとか
ブツブツ文句を言い出す。

やはり東京しか・・・。

俺は今、亡き親父が遺した中古住宅に母親と2人で住んでる。

昨日母親に、深夜の階段の上り下り足音が五月蝿い
規則正しい生活を心掛けろと注意された(2階に部屋がある)
ごもっともと言わざる得ない、完全ニートな立場だがちとカチンときた。
思えば親父が病気になった時、東京生活を棄ててまで帰って来てといったのはそっちだ。
あれから3年、今や10代20代の頃の完全ニートに逆戻りしたのは
おまえ(ら)のせいだガタガタ言うんじゃねえ!ギャオンッ!!と叫びたくなった。

今更こんな事言ったってどうにもなんねえ・・・
もうどうにもなんねえんだが・・・

昨日は酷かった。

まず母親が同窓会があるという事で夕方、とある居酒屋までアッシー。
その後、以前書いた福岡に住む無職の兄貴が宮崎市内に職が決まったんだが
これから健康診断や部屋の手続きをしないといけないらしい。
そのためこちら(宮崎まで約100km)に一泊したんだが
駅から家までアッシー。
それはいいとしても、迎えに行ったにも関わらず
車内にスマホを設置する装備を付けろとか、お前暇なんだからもっと
協力的になれとかふざけた事ばかり言ってきたので内心ぶち切れていた。

夜。母親に迎えにくるよう言われてたんだが一向に連絡がない。
風呂にも入らず待ってたんだが11時頃ベロベロの状態で
電話が掛かってくる。
ベロベロの状態だったので場所もハッキリと聞き出せない。
零時頃、ようやく掴まえて帰宅。
いい歳してふざけんなって話だよなババアが。

こんないいように扱われるのも、それを受けざるを得ないのも
俺がニートだからだ。
誰が言ったか、ニート家業も楽じゃない。

昨日(今日)は午前1時頃寝て、午後1時頃起きた。

よく分からないが俺の1日平均睡眠時間は明らかに伸びている。
それを吟味しないとマ・ニートへはたどり着けないかもしれない。

昨日はきっかり午後9時に寝た。
そして、起きたのが午後3時前。

16時間近く眠ってやがる!!!

目覚ましは掛けていた。置き時計とスマホのアラームを午前7時に。
そして止めたのも覚えている。だが覚えてるのはそれまでだ。
昨日は午前2時から起きてたので多少は7時をオーバーするかもとは
踏んでいたがこれはオーバーのし過ぎ。

乱れた生活リズムを整えるなんて簡単な算数ようなものだと思っていた。
今日は何時に寝れば午前7時に起きれるんだ!?


昨日も午後11時就寝。が、午前2時にパチリと目が覚め
みるみる眠気が覚めていく。
さすがにここ最近の大量睡眠、酒の量も控えてるせいか
2度寝は無理そうだった。

ここでまた酒を引っかければ、いわゆる強制シャットダウンできるが
それでは元の木阿弥になりかねん。
シラフでゲームをして朝を待ち、そのまま開拓へ。

少々気怠かったが朝から夕まで活動できた。
明日も朝起きするため、念のため今日は午後9時に寝よう。

昨日は夜11時を少々回っていたがお酒もそこそこに
ゲームも控え寝た。
朝7時、目覚ましのアラームで目が覚める。
よーし起きれたぞ。でもちょっとだるいし後1時間くらい小睡眠してから
本格的に覚醒するか。てか7時って早いよちょっと・・・zzz

今日2度目の起床。時刻は午後2時。
本当にどうなってるんだ?
酒も控え、そもそも前の日だって夕方前に起床、深夜逆転とはいえ
10時間以上は寝ている。
こうなると活動時間が減るのは当たり前で、例えば風呂もあれ、さっき入らなかったっけ?
なんて前日の行動もわずか数時間前ような間隔に陥ってしまう。

とにかく明日だ。
今日は2度寝でしくじったが、明日こそは時空の狭間を掻き分け
真実の扉を開きたい。

昨日、明日からビシッとしようと誓ったにも関わらず
午前4時頃まで酒を呑みながらゲームしたりネットしたりで泥酔し
そのまま日課のマイヘアーワクチンすら飲まず気絶していた。
当然、起床は夕方前。
気分は最悪、身体の方も鼻に無数の吹き出物が出来たり
二の腕に妙な痣がボツボツ出まくったりと心身共に腐りきってる。

本当に心を入れ替えないといけない。
このままでは5月の伐採までに柿の木を切り終わることさえ危ういので
ゲームは中断、酒も控え、夜11時には寝て朝7時に起きるのを心掛けたい。
縁を切りたかった目覚まし時計の使用もやむなしだ。


蛇との遭遇、そして連日の雨で再び原生林から足が遠のいてる。
特にこの2日、就寝朝6時過ぎ起床夕方4時頃と完全無欠のニート時代を
彷彿させるような日々だ。

明日からは晴れが続く予報なのでこの辺でビシッとしようと思う。

今週は月曜から今日の水曜までずっと雨が降り続いているため
一切伐採出来ていない。
こうなると堕落も極まり、4リットル入り焼酎を
3日で半分も飲み干してしまう始末。
イオン系列の店が5%オフになる10日20日30日にいつも買ってて
大体10日に1本のペースだったんだが、このペースだと30日までとても持ちそうにない。

飲まれている。完全に酒と闇に飲み込まれている。
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母親にぼそっと呟かれた。

1月の電気代、3万円超えてたのよねえ

と。今現在、ロシアのウクライナ侵攻を起因にエネルギー価格が高騰し
ほぼ全ての物価が高くなってる。
さらに先日の件もあり、絶賛ニート中でビタ一文家に金を入れていない
俺にも遂に安寧の時が終わりを告げようとしている。
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俺には4つ年上の兄がいる(今年42歳)。

この兄貴、とある個人病院に勤めてたんだが創立者である
院長が急な不幸で1年ほど前に他界してしまったらしい。
まだ若く、跡取りなども居ない状況だったので再建?のメドが中々つかず
その間院内のスタッフが1人、また1人と辞め、ついには兄貴を含む3人だけに
なってしまっていたそうな。

経営は出来ずとも3人で病院の事後処理や、院長の家族のサポート等を行い
新しい経営者が来るまでバイトなどして過ごしてたが、ようやく経営が再開する運びとなった。
が、ここで新しい経営者から残った3人に再度入社面接が行われたらしいんだが
なんと兄貴だけが不採用だったという。
結果、現在兄貴は無職である。

母親はこの話を聞いて落胆していた。
息子への無慈悲な扱い、そして息子2人とも無職だという事に。

2日前は雨でゴロゴロ。
昨日は晴れたけど気温が急上昇して蒸し蒸ししてたからゴロゴロ。
今日はこの2日の流れでゴロゴロ。

ニート欲が抑えきれなくなってるな。


今日からしゃかりきにやろうと意気込むも
纏まった雨。これから一週間ほどは天気がぐずつくみたいだ。

約2年ぶりにニートに返り咲いたというのに開放感がまるでない。
ゲームをしててもどこか上の空。
ニートといっても焼いたりしてるし、もはやニートと名乗れる年齢じゃ
なくなっているからかもしれない。

去年まで勤めていた冷凍食品加工工場から
離職票を取りに来いという連絡があったので取りに行った。
その時、健康保険の話になり今後2年間まではこのまま会社折半で
加入出来ると聞かされる。
自分で国民健康保険に入るより毎月の支払いが安くなるかもと
手続きをしてくれた事務の人から丁寧に説明を受けた。

辞めた人間に手堅い心遣い、痛み入るけど
やっぱ国民健康保険に入り直すかな。
辞めた会社とは早いとこ縁を切りたい。
今回も会社に行くまでかなり緊張したし、隣で社長夫人がPCを弄ってて
次の仕事きまったの?決まってない?・・・フーンと詰問&冷ややかな受け流しを
食らったりでメンタルが消耗している。

会社が嫌。社会も嫌。

今日は午前9時半に起床出来た。
いつもは11時、遅いと正午まで眠っている。

はんぺんを辞めてからというもの、睡眠時間が激増している。
寝るのは遅くても0時前後のはずで、半日丸々寝てることもザラだ。
今は冬。朝起きると寒いので、暖かくなる昼頃に自然と目覚めるのか
はたまたはんぺんで毎日早起きして眠りが枯渇していたための反動か。
色々と己自信を推測している。



今日はこの前取り出した遺骨の納骨祭、そして親父の1年祭を
同時に執り行った。
母親と俺、福岡に住む兄貴も帰ってきて、母親の妹家族4人も訪れ
計7人で式を見守る。

2時間ほどで式は終わり、その後、少し高い料亭みたいな所に行って食事会。
印象的だったのが妹家族の娘2人、俺の従兄弟になるんだが
もう20代半ばになっていた事だ。
小さい頃は家にもよく泊まりにきて遊んだりもしてたが
10代後半から引きこもりニートを始めて以来は挨拶くらいしかしてなく
ここ6,7年に至っては2回くらいしか会った記憶が無い。
なので小さい頃の記憶しかほとんど無いんだよな。

2人とも立派に成長ししっかりした仕事に就いていた。
これから結婚し家庭を持ったりもするだろう。
37歳でこどおじコミュ障バイト、さらにそのバイトも
今年一杯で辞めようとしている未来の展望無しの身としては
唯々存在を消し黙々とご飯を食べるしか無かった。

朝、ピカピカの制服に身を包み家を出た。
そう、俺はこの春から高校1年として人生の再スタートを切る。
20年前に退学した高校に今年度から復学したんだ。
しかしクラスの同級生達とは20歳も年が離れているので
浮いてしまわないか不安ではある。

学校への電車の乗り換えは事前に調べてあったのでスムーズに着いた。
校門前に立つと、懐かしさに感覚を奪われる。
20年前は一学期でドロップアウトした。でも今度こそは!
そう胸を張り校内に入る。
所で俺の教室はどこだろう?廊下をウロウロしてると

オッサン!おいオッサン!!

と呼ぶ声が。俺の事か?オッサンとは失礼な。36歳といえどこちとら
今は高校1年生の身で学生だ。
呼んでた男はどうやらここの教師らしく、事務室みたいとこへ促される。
中にはもう1人、女性の教師らしき人が居て2対1で対面での話し合いに。

あなたは何しにこちらに?こちらの生徒さんですか?
はい、20年前に退学しましたが今年度から復学しました。
・・・資料を見るとあなたは確かにあなたは1度はこの高校に入学し
退学しています。しかし何故今復学を?入学試験は受けたのですか?

うっ・・・そ、それは記憶に・・・でもまた入学する事に・・・
受け答えにしどろもどろしてると、隣の男教師が
お前のようなオッサンが今更入学出来るわけねえだろ!この不審者が!!
と罵倒してきた。何だとこの野郎ぶっ殺してやる!!!
飛びかかろうとすると女教師が誰か警察!警察を呼んで!!!と叫び出した。    
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この辺りで意識が戻り目が覚める。
定期的にこのような悪夢は見るが、最近ニュースとかで新社会人とか
新学生などの様子が流れるので脳内が揺り戻されたんだろうな。
意識の根底は未だ過去の呪縛から逃れられてないらしい。

俺は今、末期癌の親父と2人で生活している。
去年の6月からなので、およそ1年3ヶ月の月日が経った。

そんな末期癌の親父。この1年3ヶ月で身体はやはり、徐々に弱り始めている。
最初の頃は毎日車で買い物に行き、ニートだった俺に食事を提供し
家の掃除、洗濯などもこなしてた。
今では出来ることは何も無くなっており、ついには
俺がこの家に居られるのはあと1月もないかもしれん・・・
と、虚ろな目をしてポロッとこぼした。
この言葉が意味するのは2つ。1つは動くのもままならなくなり
末期癌の人が終末期に入るというホスピスにいくこと。
1つは死して灰になるということ。


栗にかまけてる間にもその時は刻一刻と近づいていた。
覚悟はしていたがいよいよという気配が迫ってきてるのを感じる。

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